カードローンの返済金額はどう決まる?無理なく返済するポイント
便利な使い方
更新日:2022.03.15
カードローンの返済は、毎月決まった金額を返済していく方法が一般的です。返済金額を決まった回数で返済していきますが、この返済金額や返済回数はどのように決まるのでしょうか。返済方法の仕組みを理解すれば、カードローンの上手な利用方法がわかります。
ここでは、カードローンの返済方法による違いや、無理なく返済するために必要なことについて解説します。
目次
カードローンの返済方法
カードローンの返済は、毎月1回、決まった金額を返済していくのが一般的です。毎月決まった額を返済していくことを、「約定(やくじょう)返済」といいます。
毎月の返済は、基本的には契約時に登録した銀行口座から自動で引落されます。また、カードローンの専用ATMのほか、銀行やコンビニのATMなどから返済することも可能です。さらに、店頭窓口での返済、銀行振込での返済なども利用できます。
なお、返済金額は返済方式によって変わります。一般的な返済方式として、「リボ払い」と「一括返済」「臨時返済」があり、それぞれ特徴があります。
リボ払い
リボ払いとはリボルビング払いのことで、毎月一定額を利息とあわせて返済していく方法です。少額の一定額を毎月支払う方法で、下記のような種類があります。
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・定額方式
定額方式とは、毎月の返済金額が一定になっている返済方式です。さらに細かく分類すると、定額方式には元利定額方式と元金定額方式があります。
元利定額方式は、毎月一定の返済額に元金と利息が含まれる返済方式です。例えば、毎月の返済金額が1万円であれば、そこに元金と利息が含まれているため返済額は変わりませんが、元金と利息の内訳は変わります。また、追加の借入を行って借入残高が増えたとしても、毎月1万円という返済金額は変わりません。そのため、借入残高が増えると、返済期間が長くなることになります。
元金定額方式は、毎月返済する元金のみが一定で、そこに利息が上乗せされるため、毎月の返済金額は変動します。例えば、毎月返済する元金が1万円であれば、その1万円に借入残高に応じた利息が上乗せされます。 -
・定率方式
定率方式とは、借入残高に一定の利率(定率)を掛けて返済額を決める返済方式です。
例えば、借入残高が10万円の月に定率が5%だった場合、10万円に5%を掛けた5,000円を返済することになります。ただし、定率方式を採用しているカードローンは多くありません。 -
・残高スライド方式
残高スライド方式とは、借入残高によって毎月の返済金額が変動(スライド)していく返済方式です。
例えば、借入残高が10万円以下なら毎月の返済金額は1万円、借入残高が10万円超20万円以下なら毎月の返済金額は2万円といったように、借入残高によって返済金額は変わります。そのため、返済を続けて借入残高が一定額より減ると、毎月の返済金額も減ることになります。
反対に、毎月の返済金額が1万円だったとしても、追加で借入をして借入残高が一定額を超えると、次の月から返済金額が2万円になることもあるのです。
なお、これらの返済方式を組み合わせた返済方式もありますが、毎月の返済金額の把握は難しいため、詳細を知りたい人は、各カードローン会社のWebサイトで確認するようにしてください。
一括返済
一括返済とは、借入残高を1回で返済する方法です。
一括返済のメリットは、返済期間が短くなるため、その分だけ利息を少なくできることです。借入残高をすべて返済してしまえば、それ以降は利息がかからないため、毎月一定額を返済していくよりも、返済総額を抑えることができます。
臨時返済
臨時返済とは、毎月の定期的な返済とは別に、利用者の都合のいいタイミングでまとまった金額を返済する方法です。
繰上返済ともいわれます。臨時返済することで借入残高が減るため、返済期間を短くすることができるのがメリットです。
カードローンを無理なく返済するには?

カードローンで借りたお金を確実に、無理なく返済していくには、毎月の返済金額や返済方法などについて、しっかりと理解しておくことが大切です。カードローンを無理なく返済するために、特に意識しておきたいポイントをご紹介します。
利用する前に返済プランを確認しておく
カードローンを無理なく返済するためには、利用する前に返済プランをしっかり確認しておきましょう。希望する金額を借入れた場合、どのような返済方法で、どれくらいの期間をかけて、毎月いくら返済していくのかを確認するようにしてください。
しかし、実際に自分で返済プランを計算するのは大変です。カードローンを利用した場合の毎月の返済金額や返済回数、利息などは、カードローン会社のWebサイトの返済シミュレーションで確認することができます。
どのように返済していくのかを考えずにカードローンを利用するのではなく、返済シミュレーションで毎月の返済金額などを把握し、実際に返済していくことができるのかどうかを検討するようにしましょう。
プロミスのご返済シミュレーションについてはこちらもご覧ください。
ご返済シミュレーション|プロミス
臨時返済を活用する
臨時返済を積極的に活用することも、無理のない返済につながります。
まとまったお金が入ったときに臨時返済をすれば、その分だけ短い期間で返済することができ、結果としてトータルで返済する金額が減ります。もちろん、無理をして臨時返済をするのではなく、ボーナスなどの臨時収入があったときに、いくらかでも臨時返済をすることを考えてみてください。
返済方法を理解して無理のない借入をしよう
カードローンを利用しようと考えたら、返済金額が決まる仕組みや毎月の返済金額、トータルの返済金額などについて、できるだけ理解することが大切です。具体的な返済プランについては、カードローン会社のWebサイトの返済シミュレーションで確認することができます。
無理なく返済するためには、借入後でも今後の返済について都度確認し、臨時収入などがあったときには臨時返済も検討するようにしてください。