カードローンの手数料が気になる!ATM手数料について・お得な利用方法
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更新日:2021.03.23
カードローンを申込もうと考えたときに、気になるのが手数料。もし、借入れや返済に手数料が別途必要になるのなら、余計な出費がかさみます。できれば、手数料はかからないほうがありがたいものです。今回の記事では、カードローンの手数料について不安を持っている人のために、一般的に知られている情報をまとめて説明します。
目次
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まずは確認!カードローンの借入れ・返済方法
カードローンの借入れ・返済をするには、さまざまな手段があります。主な手段として挙げられるのは、ATMや店頭での利用のほか、web、電話で手続きをするものです。借入れと返済の手数料について述べる前に、借入方法や返済方法を確認しておきましょう。
ATMや店頭での借入れ・返済
カードローン会社が提携している銀行やコンビニへ行けば、ATMを使って借入れや返済をおこなえます。銀行預金の引出しや預け入れと同じようなスタイルで利用できるので便利です。消費者金融系カードローンを利用している人の中には、消費者金融の店舗に出入りするところを見られたくない人もいるでしょう。借入れがあるのは恥ずべきことではないですが、心情的には秘密にしておきたいものです。そのような場合でも、銀行やコンビニのATMで借入れや返済をおこなえば、周囲の目を気にしないですみます。
銀行系カードローンなら銀行へ、消費者金融系カードローンならその店舗へ、直接出向いて店頭取引をすることもできます。金利や返済プランなど、疑問点があればその場で質問できるのが店頭で借入れ・返済をおこなうメリット。ただし、窓口の営業時間に注意しないと、その日のうちに借りられない・返せないということがあります。
webや電話での借入れ・返済
webや電話を使えば、ATMや店頭までわざわざ足を運ばなくても、カードローンの借入れ・返済が可能です。webや電話で簡単な手続きをするだけで、指定の口座に借入れたいお金を振込んでもらえます。webなら、インターネットバンキングによる返済もできます。いずれの方法も、手数料は無料であることが多くなっています。
webや電話で手続きをする際、振込みや返済がすぐにおこなわれるのか気になるかもしれません。申込む時間帯にもよりますが、ほとんどのカードローンは対応が迅速です。例えばプロミスで契約している場合、最短10秒で振込みや返済が反映されます。ATMや店舗に出向いたり、webや電話での手続きをしたりする面倒がない返済方法が希望なら、自動引落しを検討するのもよいでしょう。
クレジットカードの「キャッシング」との違い
カードローンにわざわざ契約しなくても、クレジットカードに付帯するキャッシング機能を使えばよいと考える人もいます。クレジットカードのキャッシングをATMで使ったことがある人は、カードローンでのキャッシング方法との間に違いを感じられないかもしれません。「クレカのキャッシング機能との違いがわからない」と混乱している人のために、両者の違いを補足しておきます。
クレジットカードのキャッシングは基本的にATM専用です。一部、口座振込みに対応しているものもあります。また、キャッシング枠を返済するときは、ショッピング枠の利用分と同時に支払います。注意しておきたいのが、クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠と合算されることです。キャッシング枠の利用分だけショッピング枠が減るのです。返済方式については、クレジットカードのキャッシングもカードローンも多種多様に用意されています。「どのキャッシングがどの支払方法だっけ?」とならないように、よく確認しておきましょう。
手数料がかかるもの・タイミングって?
キャッシングで手数料がかかる可能性があるのはどのようなタイミングでしょうか。それは、ATMを利用して借入れや返済をおこなうときです。手数料がかかることもあれば、無料で利用できることもあります。海外でキャッシングをするときも同様です。クレジットカードのキャッシング機能は海外で利用できるものがあり、旅行先でキャッシングをするときは現地の金融機関が定めたATM手数料が必要です。ATMの手数料については、後の段落で詳しく述べます。
また、手数料と聞いて連想されがちなのが「入会金」や「年会費」でしょう。クレジットカード会社の多くが入会金と年会費を設定しています。しかし、カードローンでは入会金や年会費はかからない場合がほとんどです。
ATMと手数料について
入会金や年会費がかからないカードローンでは、振込みや返済するときに引かれる可能性があるのはATM手数料だけです。では、ATM手数料とはそもそもどのようなものなのでしょうか。手数料がどうやって決まるのかも含めて解説します。
同じATM手数料でも法律が違う!?
銀行預金でもカードローンの借入れでも、カードを使ってお金を引出すという点では同じです。しかし、法律上の扱いはまったくの別物になっています。銀行の普通預金に関していうと、ATM利用時の手数料はその銀行が自由に決められます。営業時間外のATM運用コストやセキュリティ対策費などをまかなうため、というのが手数料をとる理由です。
一方、カードローンなどのキャッシングにおける借入れと返済時のATM手数料は、利息制限法にもとづきます。「債権者の受ける元本以外の金銭は、礼金、割引金、手数料、調査料その他いかなる名義をもってするかを問わず、利息とみなす」と規定されており、元金以外の支払いはすべて「みなし利息」です。よって、利息制限法の範囲内でしか手数料を求めることができません。ただし例外として、契約書の作成費用や印紙代、返済時の送金手数料などは、みなし利息に該当しないとされています。
ATM手数料がいくらかかるか一概に言えない
カードローンを提供する業者や、ATMの種類、利用時間帯、引出し金額によって、ATM手数料はまちまちです。したがって、ATM手数料は利用者ごとに異なる可能性が高く、一概にいくら、ということはできません。ただ、カードローンの取引でも、ほとんどが無料か100円から200円ほどの手数料です。銀行の預貯金の場合とあまり変わらないので、ATM手数料が高額になることを心配しなくてもよいでしょう。
しかし、ATMを安心して使えるとはいえ、自由に借入れできるカードローンで手数料がかかるのは避けたいところです。頻繁に手数料がかかるようでは、総額でみると少なくない出費になります。できるだけATM手数料を払わずに済ませたいですね。
自社ATMと提携ATMの違いとは
カードローン会社の公式サイトなどでは、「自社ATM」や「提携ATM」といった言葉を目にします。自社ATMは、文字通りカードローン会社が自社で運用するATMということで、提携ATMとは他社のATMの中で利用可能なものです。これらの手数料は異なり、自社ATMは無料ですが、提携ATMでは基本的に手数料がかかります。ATM手数料をかけたくないのなら、自社ATMだけでカードローンの利用をするのが得策です。カードローンを契約するときは、自社ATMが自宅近くにあるかをチェックするとよいでしょう。
手数料をできるだけ抑えるポイントまとめ
カードローンをよりお得に利用するためにも、できるだけ手数料を抑えたいものです。しかし、自社ATMが近所になく、ATM手数料を無料にするのが難しい場合はどうしたらよいでしょうか。ここでは、手数料をなるべく抑えるためのポイントをまとめて紹介します。
最寄りATMの手数料をチェック
まず、最寄りの銀行やコンビニに設置されているATMの利用手数料を調べてみましょう。消費者金融系カードローンの場合、銀行が系列会社なら手数料無料で使える可能性があります。コンビニATMでも、カードによっては手数料が無料です。手数料無料のATMが見つからないときは、取引額を調整して手数料をなるべく抑えることをおすすめします。カードローンの提携ATMの手数料が、取引金額が1万円以下なら110円、1万円を超えるときは220円だったとします。この場合、3万円を引出したいときに1万円ずつ3回に分けると330円かかりますが、1回で引出せば220円ですみます。少額で何度も引出すよりは、一回で多めに引出すほうが手数料は得をすることを覚えておいてください。
ATMを使わず借入れできるかチェック
手数料無料のATMが近くになければ、最初からATMでの取引をあきらめるのも選択肢の1つです。カードローン会社の中には、カード無しでインターネット上から手続きし、自分の口座に振込んでもらえるサービスを提供しているところもあります。各カードローン会社のwebサービスをぜひ確認してみてください。カードローンそのものには手数料がかかりません。したがって、手数料無料のATMが利用できないなら、ATMを経由しない取引にすればよいのです。インターネットで返済する方法は、手数料が節約できるうえにATMまで出向く手間もありません。自宅でパソコンやスマホを操作するだけでいいので、とても楽です。
返済は口座振替にできるかチェック
借入れをあまりしないようにしてATMの利用を抑えていても、返済時にどうしても手数料を払わなければならないケースもあります。そういうときは口座振替がおすすめです。口座振替での返済に対応しているカードローンと契約しておくのがよいでしょう。なぜなら、口座振替だと手数料なしで返済可能であることが多いからです。さらには、月々の返済日を忘れて支払い損ねることも防止できます。支払い遅延や延滞は信用情報に記録されるため、将来別のローンを組むときに審査の障害になる恐れがあります。口座振替にしておくと、払い忘れがなくなるので安心です。
手数料のかかるATMで頻繁に借入れしない
手数料無料のATMが近くになく、インターネットでの取引も難しそうだからやりたくないという人もいるかもしれません。しかし、手数料がかかるATMを使わざるを得ないとしても、利用回数が多くなければそれほど問題にはならないはずです。月に1回か2回程度の利用なら、ATM手数料は数百円ですみます。ただ、出費が重なってお金が足りないときなど、頻繁に借入れをおこなう場合は要注意です。取引回数が増えるほど手数料もかさみますので、ある程度まとまった金額を一度に借入れしたほうが節約になります。
そもそも借入れを短期間に繰り返すのはおすすめできません。ATMの手数料がかかるだけでなく、自分がいくら借りているかを把握できなくなる可能性が高くなります。また、返済計画を立てていたとしたら、それが大きく崩れる原因ともなります。安易にカードローンに頼らなくてもすむよう、家計の収入と支出を見直すべきです。
プロミスは手数料がお得!
プロミスは、ATM手数料が気になる人には利用しやすいカードローンといえます。プロミスなら、自社ATMと三井住友銀行ATMが手数料0円で利用可能です。2020年3月末の時点で、自社ATMは全国に932台設置されているので、近所でも見つけやすいはずです。さらに、プロミスには会員サービスとして「プロミスポイントサービス」があります。ポイントの使用で最大60日間、提携ATMの手数料を無料にできます。プロミスは提携CD・ATMが10万台以上、提携コンビニも3万店舗以上あるため、手数料をお得にしやすいカードローンです。
手数料は、かかったとしても1回110円か220円です。確かに、借入金額からしてみれば微々たるものかもしれません。しかし、利息の面から毎月余分に110円を払う人とそうでない人を比べてみると、実は安易に無視できないものです。金利17.8%の場合、10万円の借入れで1カ月の利息は1463円になります。ATM手数料の110円を加算すると1573円ですが、これは金利が19.15%のときの利息と同じです。ATM手数料が増えれば増えるほど余計な支払いが増えますから、高金利の利息を払っているのと変わらなくなってしまいます。
他にも気にしたいカードローンまわりのお金
カードローンにかかわるお金はATM手数料だけではありません。ほかに気にしておきたいものは金利です。金利にもとづいて利息が計算されるので、支払総額に大きく影響します。そのため、カードローンを選ぶ際には金利をよく比較検討しましょう。銀行系カードローンでは約15%、消費者金融系カードローンでは約18%が平均的な金利です。消費者金融系は金利が高めですが、契約から融資までのスピードや、30日間無利息などのサービス提供に優れています。金利の面でいえば、長期的な借入れは銀行系カードローンがおすすめです。逆に短期的な借入れなら、無利息期間を利用できる消費者金融系を選ぶのが賢い選択といえます。
手数料と金利・利息以外のカードローンまわりのお金としては、遅延損害金があります。これは、延滞時に払わなければならない罰金に近い性質のものです。遅延損害金は遅延損害金利率によって定められ、通常の金利よりも割高になります。つまり、支払いが余計に増えるということです。延滞は信用情報にも記録が残りますから、うっかり払い忘れをしないよう十分に注意してください。
カードローン選びと工夫で手数料は抑えられる!
カードローン選びと利用方法の工夫次第で、手数料を抑えることができます。ATM手数料は1回あたりの額が小さいですが、長期にわたって払い続ければ高額になる恐れがあります。「完済までにATM手数料だけで10万円分も払っていた」ということもあるので注意してください。プロミスなら三井住友銀行ATMが手数料0円であることに加え、30日間無利息サービスも用意されています。ATM手数料を抑えたいなら検討してみてはいかがでしょうか。