借入の審査が通りやすいカードローンはある?審査基準や通過するポイントを解説

不安解消 更新日:2025.07.08
Social Media
  • facebook
  • X
借入の審査が通りやすいカードローンはある?審査基準や通過するポイントを解説

カードローンは基本的にどのような目的で使っても自由なうえに、必要な時にいつでもお金を引出せるというメリットがあります。また、即日の借入も可能なため、すぐにお金が必要な時にも重宝するでしょう。しかし、申込をしても審査に通るかどうか気になる方は多いのではないでしょうか。
※メンテナンス時間帯は除く

この記事では一般的な審査基準、審査に通りやすくするためのポイントや注意点について解説します。

目次

審査が緩い・通りやすいカードローンはありません

最初に大前提として、「審査が緩い」、「審査に通りやすい」ことを前面に打出しているカードローンはありません。もちろん審査の基準は金融機関によって異なるため、結果として審査に通りやすい、通りにくいといった差はあるかもしれませんが、審査が緩いことを売りにすることはありません。なぜなら、そういった広告手法は法律によって禁止されているからです。そのため、正規の金融機関が「審査が緩い」、「甘い」ことを広告で打出すことはありません。

お金の貸付には一定の決まりがある

消費者金融など個人向けに融資を行っている金融機関は貸金業法などの法律に基づいて営業をしています。貸金業法では総量規制や返済能力調査の義務などが規定されており、金融機関はこうしたルールのなかで融資をしています。
法律によって定められたルールの多くは利用者保護を目的としたものなので、利用者が安全に利用できるように配慮されています。

金融機関ごとに重視するポイントが異なることはある

先ほども述べたように、金融機関によって審査の基準は異なります。そのため、同じ条件の人であっても審査に通る金融機関、通らない金融機関があるといったことも考えられます。これは、金融機関によって返済能力の評価基準やポイントが異なることで生じる「差」ですが、だからといって特定の金融機関が審査を緩くしているわけではありません。

借入の審査基準

カードローンを提供している消費者金融では、各社ごとに定めた審査基準を満たした人にのみお金を貸しています。これからカードローンで借入をするためには、審査基準について詳しく理解しておく必要があります。いくつかある審査基準について順番に見ていきましょう。

申込時点での借入状況

1つめの基準は、申込時点での借入状況です。消費者金融は、総量規制により年収の3分の1を超える金額の貸付は禁止されています。例えば、年収が450万円で他社からの借入額が100万円の人が新たに借入できる上限は50万円です。
現在の借入状況は、第三者機関である信用情報機関に記録・保存されます。消費者金融は、申込時点の借入状況と申告内容に虚偽がないかを確認するために、信用情報機関への問合せを行います。その結果、借入状況が総量規制に抵触しそうな金額であれば審査には通りにくくなりますし、「他社借入が多い」という事実によって返済能力が十分ではないと判断されると審査に落ちる原因になります。

総量規制の対象となる借入については、こちらの記事をご覧ください。 プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?年収の3分の1を超える借入と規制対象について

プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?年収の3分の1を超える借入と規制対象について
基礎知識 2025.03.06

プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?年収の3分の1を超える借入と規制対象について

返済能力の有無

2つめの審査基準は、返済能力の有無です。審査では、申込時に記入した年収、勤務先、勤続年数などの情報から、返済に無理がないかどうかを判断されます。ただし、明確にいくらの給料があり、何年勤続していれば審査に通るというような基準は公表されておらず、金融機関によって基準は異なります。
その他にも配偶者の有無や家族構成、持ち家の有無、現在の住まいの居住年数といった、申込者に関する情報(属性情報といいます)も審査の対象となります。

過去の取引履歴

3つめは、過去の取引履歴です。信用情報機関への照会により、借入日、借入額、返済日、返済額といった情報を確認されます。
こうした情報からわかるのは、「きちんと返済した実績があるか」、「返済が遅れたりしていないか」といった申込者の借入に対する記録です。期日までにきちんと返済していれば「借りたお金をきちんと返してきた人」と判断されやすくなり、審査においてはプラス要因です。
逆に、延滞をした履歴情報があると返済能力が十分であると判断しにくくなるため、審査にはマイナス要因となります。

借入に必要な本人確認書類の提出と在籍確認

消費者金融で借入の申込をすると、本人確認書類の提出を求められます。本人確認書類の提出が求められている理由は、他人のなりすましや、借りたお金が犯罪行為に使われたりテロ組織の資金源になることを防止するためです。

プロミスでお借入をする際に提出が必要な本人確認書類は、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、在留カードまたは特別永住者証明書のいずれかです。なお、顔写真のない本人確認書類の場合は2点が必要になります。

加えて、在籍確認が行われます。ただし最近では収入証明書類の確認で代替とするなど、電話をせずに確認することも多くなっています。

在籍確認で聞かれる内容や在籍確認を不要にする方法については、以下の記事をご覧ください。 プロミスなどのカードローンは会社に在籍確認の電話なし?勤務先にバレずに借りられるか解説

プロミスなどのカードローンは会社に在籍確認の電話なし?勤務先にバレずに借りられるか解説
不安解消 2025.02.18

プロミスなどのカードローンは会社に在籍確認の電話なし?勤務先にバレずに借りられるか解説

審査に通りやすいポイント

審査に通りやすいポイント

ここからは、カードローンの審査に通りやすいポイントについて説明していきます。

収入が安定している

収入が安定している人は、無理なく月々の返済ができると推測することができ、審査に通りやすくなります。
雇用形態が正社員であることや勤続年数が長いこと、安定感のある勤務先であることなど、「収入が安定している」と判断できる要素は多くあります。こうした条件が1つでも多くあると、審査ではプラス要因となります。

クレジットカード等の支払延滞などがない

審査に通りやすいポイントとして、まず挙げられるのは、返済に関する延滞がないことです。審査担当者は、これまでの利用状況を見て支払能力を確認しているので、一度も遅延や延滞がない方は高く評価されます。一方で、クレジットカードの支払や携帯電話の端末の分割払いなどに延滞があると、審査に通りにくくなる可能性があるので注意が必要です。

他社での借入がない

他社での借入があると「計画的な返済が難しいのではないか」と判断される可能性があります。特に複数の金融機関からの借入がある方は、返済ができるほどお金に余裕がないのではと判断されるかもしれません。

なお消費者金融など貸金業法の適用を受ける金融機関のカードローンを利用する際は総量規制により年収の3分の1を超える金額の借入ができません。

審査では、借入額と年収を比べた上で借りすぎていないかを見られます。申込をする前に借入額が年収の3分の1を超えないか確認しておきましょう。

審査に落ちる理由

借入の申込をしたものの審査に通らなかった場合、そこにはどんな理由があるのでしょうか。金融機関は審査に落ちた理由を公表していないため、考えられる理由をここで挙げてみたいと思います。

短期間に複数の申込をしている

カードローンは多くの金融機関が提供しています。審査に通る自信がないからといって同時もしくは短期間に複数の金融機関に申込をすると、かえって審査に通りにくくなってしまいます。
「どれか1社でも通れば」との気持ちから複数の金融機関に申込をしたくなるかもしれませんが、借入の申込をした事実は信用情報機関に記録されるため、審査の過程でそのことがわかります。「通常の申込状態ではない」と見なされる可能性があるため、審査に落ちる原因になりえます。

借入希望額が収入に見合わない

金融機関が審査で重視するのは、返済能力です。借入希望額が収入に見合ってない場合は融資をしたお金を返済する能力が十分ではないとの判断になる可能性があり、これも審査に落ちる原因となります。

延滞や債務整理をした履歴がある

過去に借入をしたものの、延滞や債務整理をした場合は、そのことが信用情報機関に記録されます。おおむね5年間はこの記録が保存されているため、記録の保存期間中に借入の申込をすると審査に影響を及ぼします。
過去に返済困難に陥った履歴があると、今後も同様のことが起きるかもしれないと見なされる可能性があり、審査に通るのは困難になります。

審査に通りやすくするための注意点

審査に通りやすくするための注意点

ここまでは審査に通りやすいポイントについて説明してきました。ここからは審査を通りやすくするために注意しておきたいことを紹介していきます。

審査基準の確認をする

借入の申込をする際は、最初に審査基準を確認しておきましょう。消費者金融のWebサイトでは、申込条件を公開しています。

例えば、プロミスなら「年齢18〜74歳のご本人に安定した収入のある方」と記載があります。

また、Webサイト上の簡易診断からお借入が可能かどうか診断する方法もあります。簡易診断で借入可能と診断されても本審査に通らない可能性はあるものの、審査基準に合致しているかどうかの確認はできます。

プロミスのお借入診断をしてみたい方は、こちらのページからご覧ください。 お借入診断

虚偽の申請をしない

勤続年数や年収を偽って申告すると、審査に通らなくなる可能性が高くなります。

また、氏名や連絡先、勤務先といった情報を間違えないように注意しましょう。申告内容に間違いがあると、審査にマイナスの影響を与える可能性があります。

他社からの借入状況を記載する

他社からの借入額がいくらあるかは、審査で大切な判断材料になります。カードローンだけでなく、他の借入の利用額も漏れがないように記載しましょう。

おまとめローンの審査についてはこちらの記事をご覧ください。 おまとめローンの審査は緩い?審査に通らない理由や通るためのポイントを解説

おまとめローンの審査は緩い?審査に通らない理由や通るためのポイントを解説
不安解消 2025.07.08

おまとめローンの審査は緩い?審査に通らない理由や通るためのポイントを解説

同時に複数の申込をしない

「どれか1社でも審査に通れば」と考え、複数の金融機関に申込をしたくなるかもしれませんが、それは逆効果になる恐れがあります。というのも、金融機関に借入の申込をするとそのことも信用情報機関に記録されるため、審査時に照会をかけると「他社にも申込をしている」ことがわかる仕組になっています。
複数の金融機関に借入の申込をしていることがわかると、「通常の申込状態ではない」と判断される可能性が高く、審査に通りにくくなってしまいます。

他社からの借入の記載はどこまで必要?

他社からの借入状況を申告する際、クレジットカードのショッピング枠は、記載する必要がありません。その理由は、ショッピング枠は「立替」であり「貸付」にはあたらないためです。

加えて、貸付であっても奨学金や住宅ローン、事業性の融資、家電や携帯電話を分割払いにした費用、家族や親族間の融資は申告する必要がありません。なお、別枠で住宅ローンの借入額の欄が設けられている場合は、記載しましょう。

借入の審査に関するよくあるご質問

借入の審査に関するよくあるご質問と回答についてまとめました。借入の審査で疑問がある方は、確認しておきましょう。

審査の無い借入方法はありませんか

消費者金融では、どのような借入方法であっても必ず審査が行われます。消費者金融の規模に関わらず、審査なしでお金を借りることはできません。審査なしを宣伝している場合、ヤミ金など違法業者の可能性があるので注意してください。

銀行と消費者金融はどちらが通りやすいですか

カードローンを提供している銀行や消費者金融は、いずれも審査の内容や基準を公開していないため、審査の通りやすさなどを比較することはできません。「審査が甘い」といった内容の広告をすることはできないため、ことさら審査の甘さや緩さを強調するような広告は正規の金融機関ではない可能性が高いです。

パートやアルバイトだと審査に通りませんか

パートやアルバイトであることを理由に審査に通らないといったことはありません。収入が安定していて返済能力が十分であると確認できれば、パートやアルバイトであっても審査に通過することは可能です。

借入の審査では偽らないことが重要

カードローンの借入では、どのような審査が行われるのか気になるのではないでしょうか。審査では、過去の返済状況、年収や勤続年数などをもとに「安定した収入があるのか」「返済能力があるのか」といった点を重点的に見られます。

「年収が高くない」「正社員ではない」などの理由で、審査に苦手な印象を持っている方もいるかと思いますが、長く働きながら収入を得ていれば、審査に通る可能性は十分あります。

ただし、年収や勤続年数などを偽って申告すると、審査によくない影響が及ぶので注意が必要です。

審査に一度落ちた場合でも再度申込ができるので、虚偽がないよう申告しましょう。

借入について詳しくは、こちらをご覧ください。 借入とは?個人が利用する方法や仕組・注意点などをわかりやすく解説

借入とは?個人が利用する方法や仕組・注意点などをわかりやすく解説
基礎知識 2024.09.20

借入とは?個人が利用する方法や仕組・注意点などをわかりやすく解説

この記事の関連キーワード