借入がしやすい条件とは?審査基準や審査時の注意点について
不安解消
更新日:2023.11.30
カードローンは基本的にどのような目的で使っても自由なうえに、必要な時にいつでも※お金を引出せるというメリットがあります。また、即日の借入も可能なため、すぐにお金が必要な時に重宝するでしょう。しかし、申込をしても審査に通るかどうか気になる方は多いのではないでしょうか。
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この記事では一般的な審査基準、審査に通りやすくするためのポイントや注意点について解説します。
目次
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なぜ借入には審査が必要なのか
審査を行う理由は、返済能力の有無を確認するためです。カードローンで借入をする際には、他社からの借入状況や収入の確認など、必ず審査が行われます。
借入の審査基準
カードローンを提供している消費者金融では、各社ごとに定めた審査基準を満たした人にのみお金を貸しています。これからカードローンで借入をするためには、審査基準について詳しく理解しておく必要があります。いくつかある審査基準について順番に見ていきましょう。
申込時点での借入状況
1つめの基準は申込時点での借入状況です。消費者金融は、総量規制により年収の3分の1を超える金額の貸付は禁止されています。例えば、年収が450万円で他社からの借入額が100万円の人が新たに借入できる上限は50万円です。
消費者金融は、申込時点の借入状況と申告内容に虚偽がないかを確認するために、信用情報機関への問い合わせを行います。
総量規制の対象となる借入については、こちらの記事をご覧ください。
総量規制とは?年収の3分の1を超える借入と規制対象について
返済能力の有無
2つめの審査基準は、返済能力の有無です。審査では、申込時に記入した年収、勤務先、勤続年数などの情報から、返済に無理がないかどうかを判断されます。
明確に、いくらの給料があり、何年勤続していれば審査に通るというような基準は公表されていません。
過去の取引履歴
3つめは、過去の取引履歴です。信用情報機関への照会により、借入日、借入額、返済日、返済額といった情報を確認されます。
すべて返済日に返済が行われていれば、審査にプラスに働く可能性が高くなるでしょう。
借入に必要な本人確認書類の提出と在籍確認
消費者金融で借入をする際、本人確認書類の提出を求められます。本人確認書類の提出が求められている理由は、他人のなりすましや、借りたお金が犯罪行為に使われたりテロ組織の資金源になったりすることを防止するためです。
プロミスでお借入をする際に提出が必要な本人確認書類は、運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、在留カードまたは特別永住者証明書のいずれかです。
加えて、在籍確認が行われます。ただし最近では収入証明書類の確認で代替とするなど、電話をせずに確認することも多くなっています。
在籍確認で聞かれる内容や在籍確認を不要にする方法については、以下の記事をご覧ください。
カードローンは在籍確認なしにできる?実施内容や勤務先への確認の必要性について解説
審査に通りやすいポイント
ここからは、カードローンの審査に通りやすいポイントについて説明していきます。
クレジットカード等の支払延滞などがない
審査に通りやすいポイントとして、まずあげられるのは、返済に関する延滞がないことです。審査担当者は、これまでの利用状況を見て支払能力を確認しているので、一度も遅延や延滞がない方は高く評価されます。一方で、クレジットカードの支払や携帯電話の端末の分割払いなどに遅延があると、審査に通りにくくなる可能性があるので注意が必要です。
他社での借入がない
他社での借入があると「計画的な返済が難しいのではないか」と判断される可能性があります。特に複数の会社からの借入がある方は、返済ができるほどお金に余裕がないのではと判断されるかもしれません。
なお消費者金融のカードローンを利用する際は総量規制により年収の3分の1を超える金額の借入ができません。
審査では、借入額と年収を比べた上で借りすぎていないかを見られます。申込をする前に借入額が年収の3分の1を超えないか確認しておきましょう。
審査に通りやすくするための注意点
ここまでは審査に通りやすいポイントについて説明してきました。ここからは審査を通りやすくするために注意しておきたいことを紹介していきます。
審査基準の確認をする
借入の申込をする際は、最初に審査基準を確認しておきましょう。消費者金融のWebサイトでは、申込条件を公開しています。
例えば、プロミスなら「年齢18〜74歳のご本人に安定した収入のある方」と記載があります。
また、Webサイト上の簡易診断からお借入が可能かどうか診断する方法もあります。簡易診断で借入可能と診断されても、審査に通らない可能性はあるものの、審査基準の確認はできます。
プロミスのお借入診断をしてみたい方は、こちらのページからご覧ください。
お借入診断
虚偽の申請をしない
勤続年数や年収を偽って申告すると、審査に通らなくなる可能性があります。
また、氏名や連絡先、勤務先といった情報を間違えないように注意しましょう。申告内容に間違いがあると、審査に影響を与える可能性があります。
他社からの借入状況を記載する
他社からの借入額がいくらあるかは、審査で大切な判断材料になります。カードローンだけでなく、他の借入の利用額も漏れがないように記載しましょう。
おまとめローンの審査についてはこちらの記事をご覧ください。
おまとめローンの審査は厳しい?審査に通らない理由を解説
他社からの借入の記載はどこまで必要?
他社からの借入状況を申告する際、クレジットカードのショッピング枠は、記載する必要がありません。その理由は、ショッピング枠は「立替」であり「貸付」にはあたらないためです。
加えて、貸付であっても奨学金や住宅ローン、事業性の融資、家電や携帯電話を分割払いにした費用、家族や親族間の融資は申告する必要がありません。なお、別枠で住宅ローンの借入額の欄が設けられている場合は、記載しましょう。
借入の審査に関するよくあるご質問
借入の審査に関するよくあるご質問と回答についてまとめました。借入の審査で疑問がある方は、確認しておきましょう。
審査の無い借入方法はありませんか
消費者金融では、どのような借入方法であっても必ず審査が行われます。消費者金融の規模に関わらず、審査なしでお金を借りることはできません。審査なしを宣伝している場合、ヤミ金の可能性があるので注意してください。
借入の審査では偽らないことが重要
カードローンの借入では、どのような審査が行われるのか気になる方もいるでしょう。審査では、過去の返済状況、年収や勤続年数などをもとに「安定した収入があるのか」「返済能力があるのか」といった点を重点的に見られます。
「年収が高くない」「正社員ではない」などの理由で、審査に苦手な印象を持っている方もいるかと思いますが、長く働きながら収入を得ていれば、審査に通る可能性は十分あるでしょう。
ただし、年収や勤続年数などを偽って申告すると、審査によくない影響が及ぶので注意が必要です。
審査に一度落ちた場合でも再度申込ができるので、虚偽がないよう申告しましょう。
【ライター情報】
小栗 健吾
自身のFXや仮想通貨への投資経験を基に、金融メディアを中心に投資系記事を執筆している。投資系記事以外の執筆にも力を入れており、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。自身の消費者金融やクレジットカードの利用経験や知識を活かしつつ、お金に悩んでいる方に向けたローン系の記事も多く執筆している。