カードローンの審査に落ちる理由とは?落ちた時の対処方法や申込時の注意点も解説!

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カードローンの審査に落ちる理由とは?落ちた時の対処方法や申込時の注意点も解説!

カードローンの審査は内容が公表されていないため、どうすれば審査を通過できるのかわかりにくい面があります。そのため、実際に審査を通過できなかった時に、悩むケースも少なくありません。しかしながら、多くの事例から推測できる「審査落ちの理由」や、そこから得られる「審査に通過しやすくなるポイント」はあります。
この記事では、カードローンの審査に落ちる理由や、審査に通らなかった時の対処方法などについて解説します。

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カードローンの審査に落ちる理由

カードローンは現金を借入できるサービスで、急な出費があるのに手元にお金がない時などに重宝します。しかしながら利用するためには審査を受けることが必要で、誰でも必ず審査に通過できるとは限りません。
カードローンの審査に落ちた場合、以下の5つの理由のうち、いずれかに当てはまっているケースが多いです。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

過去に支払の延滞をした

カードローンの審査で重要なものの1つに、「信用情報」があります。信用情報は、カードローンやクレジットカードといった、個人の信用をもとにした取引の情報を記録したものです。契約内容や支払状況、借入総額など、個人のこれまでの客観的な取引の事実が記録されています。
信用情報は、信用情報機関を通じて各金融機関が照会できるため、過去に問題があったことが記録されていれば、審査に通過しにくくなります。

信用情報の影響で審査が通過しにくくなるケースとしては、カードローンやクレジットカードの請求額の長期にわたる延滞や、携帯料金(本体代)の延滞などがあります。一般的に、長期的な延滞とは3か月以上の延滞を指しますが、それ以下でも繰り返し行われていた場合は審査に影響を及ぼす可能性が高まります。
また、債務整理の経験がある場合も同様で、信用情報機関への照会でその事実がわかると審査に通過するのは困難になります。

収入が不安定・不定期である

毎月や毎年の収入に差があって不安定な場合や、収入がある時期が決まっておらず不定期であるなども、審査に落ちる原因となります。
職業が自営業やフリーランスで収入が安定していない、就職してから時間が経っておらず勤続年数が短い、といった場合は「収入が安定していない」と判断される可能性が高くなります。

希望額に対して収入が低い

借入の希望額が高すぎることも、審査に落ちる原因になります。貸金業者には「総量規制」という法律の規制があり、利用者の年収3分の1を超える貸付は原則としてできません。貸金業者にあたる消費者金融や信販会社などが規制の対象となり、年収に対して高すぎる借入を希望すると、審査に通るのは難しいでしょう。

銀行は総量規制の対象ではありませんが、総量規制と同程度の自主規制を行っている場合が多く、やはり高すぎる借入の希望は、カードローンの審査に落ちる理由となります。

総量規制についてはこちらの記事もご覧ください。
プロミス等のカードローンで総量規制以上を借りれる?年収の3分の1を超える借入と規制対象について

短期間で複数のカードローンに申込をした

カードローンの審査が通らなかった場合に備えて、複数のカードローンに申込をする方もいるかもしれません。しかし、これはかえって審査に落ちる理由となる可能性があり、注意が必要です。

カードローンも含め、金融サービスへの申込は信用情報として記録されます。短期間にたくさんの申込情報があれば、返済能力を疑われる可能性があります。また、申込情報と契約件数が合わなければ、他社で審査に落ちたとことになり、何らかの問題があるとみなされるかもしれません。
カードローンの申込をするなら、1社に決めたほうが審査に通りやすくなるでしょう。

他社からの借入額が多い

総量規制は1社あたりの借入額ではなく、利用者1人の借入上限を設けるもののため、すべての借入の合計に対しての規制です。そのため、他社からの借入があって、新たな借入で借入の合計が年収の3分の1を超える、または近くなる場合、カードローンの審査に通過するのが難しくなります。
例えば、年収300万円の人の場合、総量規制によって100万円までしか借入ができません。しかし、既に他の金融機関で100万円を借入しているなら、いくらカードローンの申込をしても審査には通りません。

ただし、借入の中でも、総量規制の対象にならないものもあります。「不動産ローンやそのためのつなぎ融資」「マイカーローン」「高額医療費の支払のための貸付」などは、総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超えていても、審査に通過できる可能性があります。
総量規制は「利用者の不利になるような貸付」を規制するものであるため、利用者の利益を損なわない借入なら、規制の対象になりません。例えば、「おまとめローン」を利用する場合は、総量規制の対象外のため審査に通過できる可能性があります。

おまとめローンについてはこちらの記事もご覧ください。
おまとめローンの審査は厳しい?審査に通らない理由を解説

申込時に虚偽の申告をした

申込時には勤務先や年収、他社借入金額などを入力する必要がありますが、これらの重要な入力項目に虚偽の情報を記入することも、審査に落ちる原因となります。虚偽の申告をしたとしてもわかってしまう可能性が高く、申告内容が虚偽だとわかると審査に通過する可能性はさらに低くなってしまいます。
故意ではなくうっかりミスで誤った内容を申告した場合であっても審査に影響を及ぼすことがあるため、申込時には正確な内容を入力するように注意しましょう。

借入総額が年収の3分の1を超える金額で申込をした

先ほど解説した総量規制があるため、借入の総額が年収の3分の1を超える金額だと審査には通過できません。これは金融機関の判断ではなく、法律で定められているからです。
他社に借入がある場合は、それが総額でいくらなのか、今回の借入申込金額を足して年収の3分の1を超えていないかを確認してから申込みましょう。

在籍確認が取れない

在籍確認とは、審査の過程で申込者が申告した勤務先で働いていることを確認することです。従来は勤務先に個人名などで電話をかけて確認をする方法が一般的でしたが、今では別の方法で在籍確認をする金融機関もあります。
プロミスでは原則、電話による在籍確認は行っていません。審査の関係上電話による在籍確認が必要になった場合であってもお客さまの同意を得ずに実施することはありません。
金融機関によって方法はさまざまですが、在籍確認が取れない場合は審査を進められないため、審査に通過することはありません。

カードローンの在籍確認についてはこちらもご覧ください。
プロミスなどのカードローンは会社に在籍確認の電話なし?勤務先にバレずに借れるか解説

職業や収入はどれくらいカードローンの審査に影響する?

職業や収入はどれくらいカードローンの審査に影響する?

カードローンの審査において、申込者の職業や収入は重要です。申込者に返済能力があると判断できなければ、金融機関は融資ができません。そのため、審査では「継続的に安定した収入がある」ことが条件となります。
重要なのは収入の安定性であるため、雇用形態はあまり重視されません。収入が多いほど審査に通りやすいと考える方もいますが、大切なのは安定性です。ただし、銀行系のカードローンの場合は、「年収200万以上」など、年収に条件がある場合もあります。

カードローンの審査に落ちた時の対処方法やすべきこと

カードローンの審査に落ちた時の対処方法やすべきこと

カードローンの審査に落ちた場合、焦ってたくさんのカードローンに申込をする方がいます。しかし、すぐに申込をしても短期間に申込をした数が多いと、ますます審査に通過しづらくなってしまいます。
審査に落ちてしまった場合、次に申込をする前にあらかじめチェックしておくべき点や、改善すべき点をご紹介します。

信用情報を確認する

信用情報機関に申請すれば、自分の信用情報の開示請求ができます。費用は1回あたり500円~1,500円程度です。信用情報機関はJICC(株式会社日本信用情報機構)、CIC(株式会社シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つがあり、それぞれ扱う情報は以下のとおりです。

■信用情報機関と取扱う情報

信用情報機関 取扱情報
JICC(株式会社日本信用情報機構) 消費者金融の情報など
CIC(株式会社シー・アイ・シー) クレジットカードや携帯料金の情報など
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行の情報など

信用情報を開示した際には、審査に影響する項目についてチェックすることが大事です。過去の延滞や借入の合計額、年収に対する月々の返済額といった点を確認するとよいでしょう。信用情報に問題がなくなれば、審査に通る可能性は高まります。

あらためて申込する際は、「最後に申込をしたのはいつか」という点にも注意が必要です。信用情報には、金融機関に申込を行った記録が6か月程度記録されるため、審査に落ちてから最低でも6か月は空けることをおすすめします。

信用情報の開示についてはこちらの記事もご覧ください。
信用情報開示の方法とは?確認方法と開示報告書の見方を紹介

できるだけ借入額を減らしておく

一度審査に落ちてからあらためて申込をする場合、他社の借入額を可能な限り減らすことも有効です。総量規制では年収3分の1を超える融資ができないため、借入額が高すぎて総量規制による影響を受けると審査に通過しません。また、複数の借入があることで、返済能力に問題があると判断される可能性もあります。

自分の年収と現在の借入額を把握することで、「どのくらいの金額の借入が可能か」がわかれば、申込時の借入希望額も明確になります。その上で、借入残高の少ないものは完済する、延滞せずに順調に返済を続けるなどをすれば、審査に通過しやすくなるでしょう。

他社のカードローンを利用する

法律による規制があるため一定の範囲内ではありますが、金融機関によって審査の基準は異なります。もしカードローンの審査に落ちたのであれば、他の金融機関のカードローンに申込んでみるのも1つの方法です。
ただし、短期間に多くの金融機関に申込をするのは逆効果ですし、総量規制の範囲を超える借入があるなどの場合は申込先を変えたとしても審査に通る可能性は極めて低くなります。

カードローン以外の方法でお金を用意する

お金が必要な状況でカードローンの審査に落ちてしまった場合、カードローン以外の方法でお金を用意することも検討してみましょう。考えられる方法は、主に3つあります。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

クレジットカードには、2つの利用枠があります。1つは買物代金の支払に利用できるショッピング枠で、もう1つはお金を借りることができるキャッシング枠です。このキャッシング枠が付帯したクレジットカードを既に持っているのであれば、そのキャッシング枠を使ってお金を借りることができます。
ただし、クレジットカードはそもそもお金を借りるためのサービスではないため、キャッシング枠はあくまでも付帯的なものです。カードローンほどの借入限度枠が用意されている可能性は低いと考えておいたほうがよいでしょう。

不用品を売却する

身の回りの不用品を売却することで、現金を手にする方法もあります。不用品の売却には、フリマアプリやネットオークションに出品したり、リサイクルショップに買い取ってもらうなどいくつかの選択肢があります。
不用品の処分と同時に現金を手にすることができるため、一石二鳥ともいえる方法です。

親や友人から借りる

信頼できる家族や友人からお金を借りることができるのであれば、1つの解決方法となります。ただし、近しい人との間でお金のトラブルを起こしてしまうと人間関係にもひびが入ってしまいます。たとえ近しい関係の人であっても借用書をきちんと作成し、約束した期日までにはきちんと返済するようにしましょう。

カードローン申込時の注意点

カードローンに落ちる理由を踏まえた、申込時の注意点をまとめました。

申込時の情報に誤字や誤りがないか確認する

カードローンに申込をする際には、申込書類に不備がないかどうかを確認することが重要です。カードローンの申込は、Webやアプリからが主流となっており、さまざまな項目に入力しなければなりません。身分証明書や収入証明書などアップロードする書類もあり、誤入力や不備が起こりやすくなります。
書類に問題があったり、入力に不備があったりすれば、審査に時間がかかってしまいます。審査をスムーズに通過させるためにも、入力を完了する前に入念にチェックをしてください。申込を急ぐ時は、あらかじめ必要書類を確認して準備しておくと、円滑に手続を進められます。

年収に合った希望額で申込をする

申込時の希望借入額を必要最小限に留めておくのは、審査に通過しやすくなる1つのポイントです。総量規制に抵触することを防ぐのももちろんですが、借入額が多くなるほど返済負担が大きくなるため、審査はより慎重かつ厳格になります。
年収とのバランスを考慮して、「身の丈」に合った借入希望額を設定するようにしましょう。

期間を空けてからもう一度申込む

カードローンに申込をした事実は、信用情報機関に記録されます。その記録の保存期間がおおむね6か月であることを踏まえて、あるカードローンでの審査に落ちたのであれば、少なくとも6か月空けてから再申込をすることをおすすめします。なお、過去に長期の延滞などの記録がある場合は5年間程度その記録が残るため、心当たりがある場合は少なくとも5年が経過してから申込をしてみるのがよいでしょう。

支払の遅延や滞納を防ぐ・なくす

既に借入がある場合は、日頃からきちんと返済を続けて信用情報に傷をつけないように心がけることが重要です。もし既に滞納・延滞しているものがあるのであれば、できるだけ早く支払や返済を済ませておくことで審査落ちのリスクを軽減します。

カードローンの審査に落ちてしまったら、原因を対処してから再申込をしよう

カードローンの審査に落ちる理由は1つではないため、あらゆる角度から審査に落ちる理由をなくしていくことが重要です。申込時の申告情報が正確であるか、間違いや虚偽がないかをしっかりと確認するように心がけましょう。
もし審査に落ちてしまっても冷静に原因を考え、本文中で解説した対処方法を試してみてください。適切に行動すれば、審査に通過する可能性は高まります。

【ライター情報】
田中 タスク
自身も投資家として資産運用を実践しつつ、そこで得られた知見を交えて投資系ライターとしてインターネットや書籍などの記事制作に取り組む。一方で消費者金融やカードローンなどに関する知識をいかして、「お金のピンチ」を乗り切る方法の発信にも注力、借入に対する正しい知識の重要性を発信中。

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