カードローンの審査に通らない理由とは?審査項目や対策を解説

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カードローンの審査に通らない理由とは?審査項目や対策を解説

カードローンを利用する際に、審査に関して不安を抱く方は少なくありません。審査に通るためには、カードローンの審査に通らない原因を知り、対策を立てる必要があります。
この記事では、カードローンの審査に関する基本的な知識をはじめ、審査に通らない原因やどのような対策があるのかを解説します。

目次

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カードローンの審査に通らないときに考えられる理由

カードローンの審査に通らないときに考えられる理由

カードローンの審査にはさまざまな項目があり、通過の可否は総合的に判断されます。カードローン会社は審査の基準を公表していませんし、審査に通らなかった場合でも理由は通知されません。ただし、ある程度審査に通らない理由は共通しています。まずは、審査に通らなかった場合に考えられる理由について紹介します。

延滞の記録がある

カードローンの審査では、信用情報が確認されます。信用情報は個人のあらゆる金融取引の事実を記録したもので、信用情報機関で保管されています。
信用情報には、金融サービスの申込や借入、返済などが記録され、滞納した場合はその記録も残ります。延滞の記録は、一定の保存期間が過ぎるまで消えることはありません。過去に延滞した記録があれば、審査に良い影響がないことは、想像に難くないでしょう。

延滞の情報が審査にどの程度影響するかは、金融機関によって異なります。そのため、あくまで目安ですが、「過去2年間で3回以上の延滞記録がある」「過去1年間で3回以上連続して延滞した記録がある」といった基準があります。
ただし、会社によっては「過去5年以内に1回以上延滞がある」だけでも審査に通らなくなる場合もあるため注意が必要です。

カードローンと信用情報の関係についてはこちらの記事もご覧ください。
カードローンと信用情報の関係性って?審査に影響する要素などを解説

返済能力を超えている

カードローン会社は貸付を行い、利息も含めた金額の返済を受けることで利益を得ます。そのため、返済能力が足りないと判断されれば、審査を通過することはできません。
年収に対して希望の借入額が多すぎる場合、返済能力を疑問視される可能性があります。仮に審査に通っても、年収に応じた額に変更されるでしょう。目安としては、返済比率(年間の返済額が年収に占める割合)が35~40%を超えていると、審査に通るのが厳しくなるようです。

総量規制に抵触している

審査では総量規制に抵触するかどうかも重要です。総量規制は貸金業法で定められたものであり、貸金業者は個人の年収の3分の1までしか融資できません。年収の3分の1を超える借入を希望していたり、信用情報で他社に多額の借入があるとわかったりすれば、審査の通過が難しくなります。
貸金業法は銀行には適用されませんが、自主規制として基準を設けていることが多いでしょう。

また、年収が高くても安定性がなければ、返済能力が低いと判断される可能性があります。歩合制だったり自営業だったりすると、翌年の年収の予測が難しく、実際より低い評価になる可能性があります。

総量規制についてはこちらの記事もご覧ください。
総量規制とは?年収の3分の1を超える借入と規制対象について

短期間に複数社に申込をしている

信用情報には金融機関に借入の申込をした情報も記録されます。短期間に複数の金融機関へ申込を行っていた場合、極端にお金に困っているとみなされる可能性があります。また、申込の数に比べて契約の数が少なければ、他の金融機関で審査に通過しなかったということになり、やはり返済能力に問題があるとみなされる可能性があります。審査に通らないからと申込を繰り返すと、余計に審査に通らなくなるため注意が必要です。

審査の基準は会社ごとに異なるため、申込情報があると絶対に審査に通らないわけではありません。「1週間以内に他社へ申込をした」ことが影響する場合もあれば、「2週間以内に2社以上の他社へ申込をした」ことで通らなくなるケースもあります。

申告内容に誤りがある

カードローンへの申込の際に、虚偽申告をするのは厳禁です。年収が高ければ審査に通る、正社員なら通るなどというものではないため、正確に申告してください。
虚偽ではなくても、申請内容に間違いがあると審査に通らなくなります。虚偽の申告は審査の段階で明らかになるため、信用できない人物と判断されるかもしれません。故意でなくても、記載ミスがあれば自分の個人情報を正確に把握できないというイメージを与え、審査に悪影響を与えてしまいます。カードローン会社は、申込者の申請に従って審査を行うため、間違いのないように細心の注意を払いましょう。

カードローンの審査項目と対策

カードローンの審査項目と対策

カードローンは審査に通らなければ利用できませんが、各社で審査項目は異なり、公表もされていません。対策することは簡単ではありませんが、ある程度共通していることはわかります。事前に審査の対象とされる項目を確認しておきましょう。

個人情報

カードローンの審査項目として、申込者の個人情報があります。「氏名」「生年月日」「電話番号」「住所」などの情報は、個人を特定する情報です。

個人情報のうち、住まいに関する情報も審査の対象です。住宅が賃貸であれば、家賃の支払いによって可処分所得が低くなり、持ち家で住宅ローンを組んでいる場合は、その残高の分だけ返済に負担がかかると判断されます。また、住宅に住んでいる期間も審査の対象で、同じ住居に長期間暮らしている場合、生活が安定していると判断され、審査にプラスに働く場合があるでしょう。
そのほか、一人暮らしなのか同居人がいるのかなど、家族構成も確認される場合があります。

勤務先情報

カードローンの審査では申込者の勤務先情報も確認され、社員数などで事業規模を測ります。勤務形態も審査項目であり、公務員や規模の大きい企業の正社員であれば有利になります。さらに、同じ職場で長く勤めていれば収入が安定していると判断され、審査に通りやすくなるでしょう。なお、個人事業主の場合は、どのような事業をしているのかが判断材料です。

仕事に関する情報の中でも、年収は特に重要な審査項目となります。年収が高ければ審査が通りやすくなるとは限らず、重要なのは継続的で安定した収入です。パートやアルバイトであっても、継続的に安定した収入があれば、審査に通らないということはありません。

カードローンの審査では、勤務先への在籍確認が行われることがあります。在籍確認がとれるまで審査は終わらないケースもあるため、勤務先の休業日などで連絡がとれない場合は、事前にカードローン会社に相談してください。

カードローンの在籍確認についての詳細はこちらの記事もご覧ください。
カードローンは在籍確認なしにできる?実施内容や勤務先への確認の必要性について解説

信用情報

カードローンの審査では、信用情報が必ずチェックされます。他社からの借入件数や借入金額が多いと、金融機関にとってはリスクが高いとみなされるためです。特に、消費者金融系や信販・クレジット会社のカードローンでは、総量規制に抵触しないか、他社からの借入金額が審査に大きく影響します。
信用情報に過去の延滞の記録が残っていると、信用に問題があると判断される可能性があり、注意が必要です。債務整理などの情報がある場合は、審査に通る可能性はほとんどありません。

しかし、過去の借入に関する取引実績は、審査に有利になるケースもあります。借入を順調に返済し終えた実績があると、信用があるとみなされる場合もあります。

審査に通らない理由を調べる方法

審査に通らない理由を調べる方法

カードローンの審査に通らなかったとき、カードローン会社はその理由を通知しません。しかし、審査に通らない理由を調べる方法がないわけではありません。

審査で重視される信用情報は、個人で信用情報機関に開示請求ができます。信用情報機関は、JICC(株式会社日本信用情報機構)、CIC(株式会社シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3つがあり、それぞれが取扱う情報は以下のとおりです。

■信用情報機関と取扱う情報

信用情報機関 取扱情報
JICC(株式会社日本信用情報機構) 消費者金融の情報など
CIC(株式会社シー・アイ・シー) クレジットカードや携帯代の情報など
KSC(全国銀行個人信用情報センター) 銀行の情報など

それぞれ、インターネットや郵送で開示請求ができ、費用は1,000円程度です。知らず知らずのうちに延滞した過去がないか、またそれが消えるのはいつなのかといったことが調べられますから、気になる場合は信用情報の開示請求をしてみるのもいいでしょう。
詳細な方法については、各信用情報機関のWebサイトで確認してください。

開示を申し込む|JICC
情報開示とは|CIC
本人開示の手続き|KSC

信用情報の開示についてはこちらの記事もご覧ください。
信用情報開示の方法とは?確認方法と開示報告書の見方を紹介

カードローンの審査に通りやすくする対策

カードローンの審査に通りやすくする対策

カードローンに申込を行っても、なかなか審査に通らないという場合は、何かしらの「通らない」原因がある可能性が高いです。その場合は原因について対策し、解消しなければなりません。ここでは、審査に通らない場合の対策についてご紹介します。

むやみに複数社に申込をしない

カードローンの利用を考えている場合、審査に落ちることを想定して、複数の会社に申込を行うケースがあります。しかし、前述のように短期間に複数の申込をすると返済能力に疑問を持たれ、かえって審査に通らない原因になりかねません。
申込の情報は、各信用情報機関とも、6か月程度で抹消されます。すでに複数の申込をした場合は、半年以上時間を置いてから、あらためて申込をしましょう。申込をするカードローンをしっかりと検討し、希望する借入に応じてもらえる会社はどこなのかをよく検討してください。

借入を整理する

他社からの多額の借入がある場合、返済能力の有無や総量規制の観点から、新規の借入の審査に通るのは難しくなるかもしれません。その場合、申込の前に借入を整理すると、審査が通りやすくなる可能性があります。
延滞している借入がある場合は、できるだけ早く解消しましょう。複数の借入がある場合は少額の借入を完済したり、おまとめローンを利用したりして、利用している金融機関の件数を減らすのも大切です。

正確な情報の記載を心掛ける

カードローンに申込みをする際、記載する内容に不備があると審査に通らなかったり、審査を通過するまでに時間がかかったりすることがあります。氏名や住所などの情報も含めて、確認できる書類を用意しておき、記載ミスのないように注意してください。
提出する書類があるときは有効期限などにも気をつけておく必要があります。必要書類を入手するまでに時間がかかることもあるので、事前に何が必要か調べ、余裕を持って申込をしましょう。

「カードローンの審査に通らないかも?」とあきらめないで

カードローンの申込を行うと、必ず審査を受けることになり、借入ができないケースもあります。しかし、「審査に通らないかも?」と申込をあきらめてしまうより、審査に通らない理由を考え、それぞれに対策することが重要です。
また、無闇に申込をするのではなく、自分に合ったカードローンは何かをよく検討することが必要です。借入の際はカードローン各社が提供しているシミュレーションなどを利用し、返済計画を立てた上で利用しましょう。プロミスでも「ご返済シミュレーション(お借入返済)」を用意していますので、返済計画を立てるためにぜひお役立てください。

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