銀行でキャッシングする方法は?カードローンとキャッシングの違い

基礎知識

銀行でキャッシングする方法は?カードローンとキャッシングの違い

現金を借りられるサービスは「キャッシング」と呼ばれ、貸金業者や金融機関の各社からさまざまなサービスが提供されています。
金融機関である銀行は、キャッシングサービスの提供元のひとつで、個人や法人に向けてさまざまな融資サービスを提供しています。個人向けの融資サービスは、「カードローン」「フリーローン」のほか、住宅ローンや自動車ローンなど用途を限定した「目的ローン」、クレジットカード付帯の「キャッシングサービス」の主に4つです。
ここでは、銀行における個人向け融資サービスの中でも、サービスが似ているカードローンとクレジットカード付帯のキャッシングサービスについて解説します。

目次

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銀行のカードローンとクレジットカードでキャッシングができる

キャッシング(cashing)は、元々は換金、現金化などを意味する言葉ですが、日本では「現金を借りられるサービスの総称」の意味で使われています。
カードローンとクレジットカード付帯のキャッシングサービスは、どちらも「現金が借りられて、その使い道が自由で、利用限度額の範囲内で何度でも借入や返済が可能」という共通点はあるものの、別々のサービスです。

銀行では、カードローンとクレジットカード付帯のキャッシングサービスを提供しています。
それぞれについて、もう少し詳しく説明しましょう。

カードローンの特徴

カードローンとは、現金の借入に特化したキャッシングサービスです。原則として無担保・無保証人で利用でき、利用限度額の範囲内でいつでも、何度でも借入できるのが特徴です。
サービス提供元は、銀行、信販会社、消費者金融の3つで、このうち銀行が提供するカードローンは、ほかと区別するために銀行系カードローンなどと呼びます。

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クレジットカード付帯のキャッシングサービスの特徴

クレジットカード付帯のキャッシングサービスとは、買物などに利用できるクレジットカードに、クレジットカード発行会社との契約により、現金を借入できる機能が追加されたもののことです。契約の際に決められる利用枠の範囲内で、現金の借入が可能です。
クレジットカードの中でも、銀行が発行しているクレジットカードのことを銀行系クレジットカードなどと呼びます。

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銀行系カードローンとキャッシングの違い

銀行系カードローンとキャッシングの違い

銀行系カードローンと銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービスの主な違いは、メインサービスの違いにあります。
カードローンは「現金の借入専用のサービス」であるのに対し、クレジットカード付帯のキャッシングサービスは、あくまで「買物での利用がメインのクレジットカードに付帯したサービス」だということです。
そのため、両者のキャッシングには、下記のような違いがあります。

■カードローンとクレジットカード付帯のキャッシングサービスの比較

銀行系カードローン 銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービス
金利(実質年率) ・4.0~14.5%程度 ・最大18.0%(100万円までの場合)
利用限度額 ・10万~800万円程度と幅広い
・利用者の年収等にあわせて設定される
・0~50万円が標準
国内・海外利用 ・国内でのみ利用可能 ・海外でも利用可能な場合がある
借入までにかかる時間 ・すでにカードローンの契約があれば、即時借入可能
・新規で申込む場合は審査に1~数日かかる
・キャッシングサービスつきのクレジットカードを持っていれば、利用可能枠内で即時借入可能
・新規で申込む場合は、利用開始までに数日かかる

銀行系カードローンのキャッシングは、金利が年4.0~14.5%と低めで、利用限度額も大きいのがメリットです。ただし、審査に時間がかかるので、はじめて申込む場合は即日融資が難しい場合があります。
一方、銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービスは、すでにクレジットカードを持っていれば即日借入が可能です。しかし、金利は最大で18.0%と高く、利用限度額もカードローンに比べればかなり低くなるというデメリットがあります。

銀行のキャッシング、利息はどのくらい?

例として、10万円をキャッシングして月1万円ずつ返済した場合の利息がどうなるか、銀行系カードローンと銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービスを比較してみます。

<銀行系カードローン>

年利14.5%で月1万円ずつ返済した場合

  • ・支払利息:7,227円
  • ・完済までの期間:11か月

<銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービス>

年利18.0%で月1万円ずつ返済した場合

  • ・支払利息:9、158円
  • ・完済までの期間:11か月

銀行系カードローンのほうが、利息は1,931円少なくなる計算です。

銀行でキャッシングする場合の注意点

銀行でキャッシングする場合の注意点

銀行系のキャッシングサービスは、借入希望額が大きい場合は、金利が低めで利用限度額が大きいカードローンがおすすめです。すでにキャッシング枠があるクレジットカードを持っている場合、希望額が小さめで借入を急いでいるならおすすめといえます。
ただし、どちらのサービスにも、利用する上で気をつけたいポイントがあります。

銀行系カードローンの場合は融資されるまでの日数に注意

銀行系カードローンは審査に時間がかかり、審査結果がわかるのは最短で当日ですが、長い場合は2週間程度かかる場合もあります。

銀行系クレジットカード付帯のキャッシングサービスは利用可能額に注意

クレジットカードにキャッシングサービスを付帯すると、総利用枠(ショッピング枠)の中にキャッシング枠が設けられます。
例えば、総利用枠80万円のカードに限度額30万円のキャッシングサービスを付帯したとします。キャッシングは30万円まで利用できますが、もし30万円まで借入をした場合、ショッピングは50万円までしかできなくなります。また、ショッピングで70万円使った場合、キャッシング枠が30万円だとしても、借入ができるのは10万円までです。

■クレジットカードの総利用枠

クレジットカードの総利用枠

ショッピング枠についてはこちらの記事もご覧ください。
クレジットカードのキャッシング枠とショッピング枠の違いを解説!関係性や総利用枠について

プロミスのカードローンなら最短即日融資可能

銀行系カードローンは、金利が低めで比較的多くの金額の借入ができますが、即日融資には対応していないことも多く、急いでいる場合はおすすめできません。クレジットカード付帯のキャッシングサービスは、少額の借入しかできませんし、新規でクレジットカードを申込む場合は利用開始までに数日かかることが多く、こちらも急ぎの借入に間に合に合わせるのは難しいでしょう。
借入を急いでいる場合や、比較的大きな額を借入したい場合に頼りになるのが、消費者金融業者が提供するカードローンです。

消費者金融系カードローンは即日融資に対応している場合がほとんどで、中でもプロミスならインターネットから原則24時間365日いつでも申込が可能。しかも、最短3分で借入可能と融資スピードの早さが特長です。
インターネット振込やプロミス・三井住友銀行ATMを使って借入や返済することで、キャッシング手数料もかかりません。さらに、はじめて利用する場合は30日間無利息になるメリットもあります。
借入を急いでいる場合や急いで比較的大きな額を借入したい場合は、プロミスの利用をご検討ください。

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