キャッシングする際の手数料と抑える方法について【プロミスATMは手数料0円】
便利な使い方
更新日:2023.08.31
クレジットカードのキャッシングサービスとカードローンは、別の借入方法ですが、現金を借りられるサービスという意味では同じです。しかし、利用限度額や審査の有無には違いがあり、それぞれの用途に向き不向きもあります。 利用する場合はそれぞれの特徴を理解して、自分に合った借入方法を選ばなくてはなりません。
ここでは、クレジットカードのキャッシングとカードローンについて、審査や金利、利用限度額などの違いを解説します。また、現金が必要になったとき、キャッシングとカードローンのどちらを選ぶべきかについても見ていきましょう。
目次
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キャッシングの概要
キャッシングとは、ATMやインターネット上の操作でお金を借りられるサービスのことです。近年では電話や窓口での利用に加えてWebサイトやスマートフォンアプリでも利用することができ、利便性が高まっています。
キャッシングについての詳細は、以下のページもご覧ください。
キャッシングとは?メリット・デメリットやカードローンとの違いをわかりやすく解説
キャッシングの手数料が発生するタイミング
キャッシングの手数料とは、借入または返済を行う際などにかかる費用のことです。多くのキャッシングサービスでは提携ATMなどの利用時に手数料が発生します。
また、ATM利用手数料は借入や返済をする金額によって異なる場合もあります。
例えばプロミスの、セブン銀行やローソン銀行などの提携ATMを利用した際の手数料は、以下のとおりです(すべて税込)。
取引額 | 借入時のATM手数料 | 返済時のATM手数料 |
---|---|---|
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
ただし、同じカードローンによるキャッシングでも、借入や返済の方法によって、手数料が発生するケースと発生しないケースがあります。
「キャッシングの手数料」と「利息・遅延利息」は異なる
お金を借りる際に発生するコストという意味では共通していますが、「キャッシングの手数料」と「利息・遅延利息」は別のものです。それぞれを整理すると、以下のようになります。
・キャッシングの手数料:ATM手数料や振込手数料など、お金を動かすことに関するコスト
・利息:お金を借りることに関するコスト
・遅延利息:返済が遅れたことなどに関するコスト
ただし、金融機関によってはカードの再発行や公租公課などが利息ではなくキャッシングに関連する手数料となる場合があります。
利息はお金を借りると発生するものすが、それ以外のキャッシングの手数料と遅延利息は利用方法によって金額を抑えたり、0円にすることができます。
借入時の手数料を抑える方法
プロミスのカードローンでは、スマートフォンやパソコン、ATMなど、さまざまな方法でお借入や返済が可能です。以下に紹介する方法は、キャッシングの手数料を0円で利用できる方法です。
スマートフォン・パソコンからの借入
プロミスのカードローンでスマートフォンやパソコンを利用してお借入をする場合、キャッシングの手数料はかかりません。スマートフォンのアプリやパソコンでプロミスインターネット会員サービスにログインし、必要事項を入力して手続をすれば、最短10秒程度で指定の口座に振込まれます。
振込先が三井住友銀行やPayPay銀行、ゆうちょ銀行をはじめとする全国約200の金融機関の場合は、原則24時間365日土日祝・夜間を問わず手数料0円で利用できます。
プロミスATMおよび三井住友銀行ATMからのお借入
全国に設置されたプロミスATM・三井住友銀行ATMでのお取引では、休日・時間外問わずすべての時間帯で利用手数料はかかりません。
返済時の手数料を抑える方法
指定された口座へ返済を行う場合、キャッシングの手数料が発生するケースがあります。しかし、次の方法であれば、返済時にキャッシングの手数料は発生しません。
インターネットからの手続で返済
プロミスでは、プロミス会員サービスへログインし、金融機関口座から返済する方法で手続する場合、手数料は0円です。
約1,100の金融機関で利用可能で、原則24時間365日利用できます。最短10秒程度でご返済が可能です。
口座振替で返済
返済日に、指定の金融機関口座から自動で返済分が引落される場合は、キャッシングの手数料がかかりません。プロミスインターネット会員サービスにログインし、金融機関を登録して手続することで利用できます。
なお、登録した金融機関が、大手メガバンクやゆうちょ銀行、PayPay銀行、さらに主要な地方銀行などの場合、引落日は5日、15日、25日、末日のいずれかとなり、それ以外の金融機関の場合は5日になります。
プロミスATMおよび三井住友銀行ATMで返済
全国に設置されたプロミスATM・三井住友銀行ATMでのお取引では、休日・時間外問わずすべての時間帯で利用手数料はかかりません。
プロミス利用時にキャッシングの手数料がかかるケース
プロミスでも、キャッシング利用時に手数料がかかるケースもあります。次のふたつの方法で借入または返済を行う場合は、それぞれ利用時にキャッシングの手数料がかかります。
カードを利用する場合
プロミスは、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、イオン銀行などの金融機関とも提携しており、カードを使ってこれらの提携金融機関のATMでも借入や返済が可能です(一部の金融機関は借入にのみ対応)。
また、コンビニに設置されたセブン銀行、ローソン銀行、ゆうちょ銀行のATMでも借入や返済ができます。ただし、これらのATMでの借入や返済は、利用時にキャッシングの手数料がかかります。
それぞれのATM手数料は、以下のとおりです(すべて税込)。
取引額 | 借入時のATM手数料 | 返済時のATM手数料 |
---|---|---|
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
「スマホATM」を利用する場合
プロミスには「スマホATM」といって、カードがなくてもスマートフォンとコンビニATM(セブン銀行、ローソン銀行)だけで借入と返済ができるサービスがあります。この「スマホATM」の利用時には提携ATM利用手数料と同様に以下の手数料がかかります。
取引額 | 借入時のATM手数料 | 返済時のATM手数料 |
---|---|---|
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
キャッシングの手数料に関するよくあるご質問
キャッシングの手数料に関して、よくあるご質問とその答えをまとめました。
キャッシングの手数料はいつ発生しますか
一般的にキャッシングの手数料は提携ATM利用時に発生するケースが多いです。ここでいう提携ATMとは、キャッシングを利用している金融機関以外のコンビニATMや他行ATMなどのことを指します。
手数料を抑える効果的な方法はありますか
インターネット上での手続で銀行口座へ振込むキャッシングや、自社ATMでの利用時に手数料が無料になる金融機関を選ぶと、手数料を抑えやすいでしょう。ATMを利用する場合、自社ATMだけでなく大手メガバンクなど設置数が多いATMの手数料が無料になる金融機関だとより有利です。
海外でのキャッシングの手数料はどのくらいですか
海外でキャッシングを利用した場合の手数料は、「基準レート」と「外貨取扱手数料」によって決まります。「基準レート」はその日の為替レートのことで、日々変動している為替レートをもとに算出されます。「外貨取扱手数料」はカード会社によって異なり、それぞれで設けられている基準によって決まります。
海外キャッシングに関する手数料についての詳細は、以下のページをご覧ください。
海外キャッシングのレートはどうやって決まる?
キャッシングの返済時には手数料無料になる方法を選ぼう
カードローンを選ぶ際は金利ばかりに目が行き、利用時の手数料のことを忘れがちです。しかし、キャッシングの手数料が必ずかかるような場合、長期的に利用するとなると大きな金額になります。
このことを踏まえると、手数料が0円になる、もしくは手数料を抑えやすいキャッシングサービスを選ぶことも重要です。プロミスはスマートフォン・パソコンから手続するか、プロミスまたは三井住友銀行のATMを利用した場合、お借入でも返済でも、キャッシングの手数料は0円です。
手数料の視点からも、より利用しやすい金融機関を選ぶことをお勧めします。
【ライター情報】
田中 タスク
自身も投資家として資産運用を実践しつつ、そこで得られた知見を交えて投資系ライターとしてネットや書籍などの記事制作に取り組む。その一方で消費者金融やカードローンなどに関する知識をいかして、「お金のピンチ」を乗り切る方法の発信にも注力、借入に対する正しい知識の重要性を発信中。