海外キャッシングのレートはどうやって決まる?

こんな時は・・・!

海外キャッシングのレートはどうやって決まる?

海外旅行をしているとき、渡航先で現金を引き出したいと感じる人は多いのではないでしょうか。そのようなときは海外でも対応可能なキャッシングをご利用すると便利ですが、気になるのはレートです。安心して使うことを考えれば、手数料やご利用方法なども知っておかなければなりません。そこで、この記事では海外で現金を引き出す際の一般的な方法や手数料、メリットや注意点などについて紹介します。

目次

キャッシングとは?

キャッシングとは?

キャッシングとは、クレジットカードに付帯しているサービスの1つです。通常、クレジットカードには「ショッピング利用枠」のほかに「キャッシング利用枠」があります。ショッピング利用枠はショッピングの代金を立て替えるサービスなのに対して、キャッシング利用枠は現金をお借入れできるサービスのことです。キャッシングのご利用は、提携ATMなどからクレジットカードを使って引き出す方法が一般的ですが、自分の口座に振込んでもらう方法もあります。

キャッシングのご利用限度額は、クレジットカードのお申込みの際に審査によって決定されます。しかし、どのクレジットカードにもキャッシング利用枠が付帯できるわけではありません。クレジットカードのなかにはキャッシングのご利用ができない種類もあるので注意しましょう。キャッシングのご返済は一括払いまたはリボ払いが一般的です。使いすぎないようにしたい場合は、希望することでご利用限度額を下げるか0にすることもできます。ただし、ご利用限度額を下げたり0にしたりすると戻すときに審査が新たに必要な場合もあるので慎重に決めることが大切です。また、年収のアップやご利用状況によってはご利用限度額を引き上げてもらえることもあります。

キャッシングは海外でも利用できる

キャッシングは海外でも利用できる

クレジットカードに付帯しているキャッシング利用枠で「海外キャッシュサービス」というサービスのご利用が可能です。海外キャッシングとは、渡航先のATMを使ってお借入れができるサービスのことで、普段使っているクレジットカードで現金の引き出しができます。しかも、現地の通貨がそのまま引き出せるため、わざわざ両替することなくすぐにショッピングや食事などに使えます。キャッシングのご返済は翌月にショッピングのご利用分とまとめて請求されるのが一般的で、通常は一括払いです。海外キャッシュサービスは、対応しているクレジットカードであればご利用できます。

海外キャッシングのメリット

海外キャッシングのメリット

説明してきたように、海外キャッシングとは現地の通貨でお借入れすることです。そして、ご利用には手数料もかかります。手数料をかけてお借入れしてもメリットがあるのはどのような点なのか見ていきましょう。

現地での両替よりも手数料が抑えられる場合も

海外キャッシングはお金を借りることなので、当然お利息が発生します。そのため、余計な出費がかかると考えがちですが、実は必ずしもそうとは言えません。両替をする場合にも手数料がかかります。実は、現地で両替するときにかかる手数料よりも、お借入れのお利息を安く抑えられるほうが多いのです。もちろん、実際にキャッシングした金額とご返済回数に応じてお利息は異なります。

しかし、多くの場合は両替手数料より節約できるうえに、帰国後すぐに一括でご返済すればお利息はさらに抑えられます。また、海外キャッシングのレートは、利用日の実勢レートがそのまま反映されるのもメリットです。タイミングにもよりますが、両替所や銀行で両替をするよりお得な為替レートで引き出せる場合もあります。

現金を必要以上に持ち歩かなくてよい

渡航先によっては治安が不安定な地域もあります。置き引きなど盗難防止のために、海外にはできるだけ現金を所持したくないという人も多いのではないでしょうか。特に、海外への渡航経験が少ない人にとって、所持する現金の量はできるだけ抑えたいものです。最低限の現金だけ用意し、可能な限りクレジットカード決済をする人も少なくはありません。もちろん、キャッシュレス化が進んだ国では現金を使わずに決済できる場所は増えています。

しかし、どれくらいの場所でキャッシュレス決済が可能なのか事前に調べておいても、実際に行ってみるとまったく現金を使わないというのは限界が出てきます。そのようなときでも、現地でお金の調達ができるため安心です。必要になったぶんだけ引き出せばいいので、大金を持ち歩く必要もありません。盗難の危険を回避することもでき、防犯の面で考えても安全と言えます。

24時間多くの場所で現金が引き出せる

宿泊先や飲食店、ショッピングのお支払いの際、海外でもクレジットカードに対応している場所はたくさんあります。海外でご利用可能なクレジットカードであれば、決済ができないということはまずありません。しかし、目的や渡航先によっては現金がないと困ることも出てきます。たとえば、ルームメイクやレストランでの食事など何らかのサービスを受けたときに渡すチップがその1つです。そのほか、屋台での飲食やタクシーなどクレジットカードに対応していない場所もあります。

海外キャッシングならATMがあればどこでも現金の引き出しができます。地域にもよりますが、多くの場合は時間に左右されることもありません。24時間いつでも必要なときに現金を引き出せます。自分の銀行口座から引き出すことも可能ですが、それは海外のATMに対応しているキャッシュカードだけです。また、給料日前など口座残高が十分でないときには引き出せない場合もあります。そのようなときでも、ご利用限度額に応じて自由に現金の引き出しができるのは心強いと言えます。

海外キャッシングを利用するにあたっての注意点

海外キャッシングを利用するにあたっての注意点

ここまでは海外キャッシングのメリットについて紹介してきました。海外でキャッシングがご利用できるのは便利なことが多い反面、気をつけておきたいこともあります。そこで、ここからは海外キャッシングをする際の注意点について説明していきます。

暗証番号を忘れずに

最も注意しておきたいことは、暗証番号をしっかり把握しておくことです。クレジットカードは、ショッピングのご利用だけならサインだけで決済可能なケースが多く、必ず暗証番号が必要とは限りません。特にキャッシング利用枠のご利用経験がない人は、暗証番号を忘れている可能性があります。キャッシングでATMから現金を引き出すには暗唱番号が必要です。

忘れてしまったときや、覚えているつもりでも長く使っていない場合には必ず渡航前に照会しておきましょう。暗証番号の照会は、通常であればそれほど時間はかかりません。しかし、確認メールが思うように届かない場合やカスタマーセンターの電話がつながりにくいこともあります。出国する前日など時間が迫ったときに慌てて確認するのではなく、10日程度前に余裕を持って確認しておきましょう。

安全確認は怠らずに

海外キャッシングは、対応しているATMでなければ現金の引き出しはできませんが、それでも設置場所を選ぶことは重要です。はじめて渡航する地域なら特に注意しましょう。暗証番号を盗み見される場合もありますし、現金を引き出すと同時に横から盗まれるという危険もあります。そのため、たとえご利用可能なATMが見つかっても、人の目につきやすい場所や逆に人通りが少ない裏通りなどは避けましょう。キャッシングなど海外で現金を引き出すなら、空港や金融機関などに設置されているATMを使うのが安全と言えます。

万が一ひったくりなどの被害に遭ってもすぐに助けを呼べるような場所を選ぶことで、安全にキャッシングのご利用が可能です。そして、キャッシングが終わったら現金もカードも素早く抜き取り、置き忘れのないように注意しましょう。ご利用可能なATMの設置場所については、あらかじめ調べておくとスムーズです。クレジットカード会社によっては、Webサイトに設置場所が掲載されています。

キャッシング利用可能枠を確認する

キャッシング利用枠は、カードローンと同じでご利用限度額を超えてのお借入れはできません。クレジットカードの種類やご利用状況によってはご利用限度額が低い場合もありますし、すでにご利用があれば引き出せる額も限定されます。実際のご利用限度額の認識に違いが生じていないか、事前に必ず確認しておきましょう。お借入れがある場合でも、事前に完済しておけば再びはじめのご利用限度額に戻すことができます。

キャッシング利用枠は、ご利用限度額の増額も可能です。増額を検討したいときは、クレジットカード会社にお申込みしましょう。審査があるため必ず増額できるわけではありませんが、毎月のお支払いなどご利用に問題がなければ可能性はあります。他社のご利用がない場合やショッピング利用枠のご利用が少ない場合、または転職や昇格などで収入がアップしたときなどは増額が見込みやすいときです。

海外キャッシングの手数料ってどう決まる?

現地の両替所や銀行で両替をする際の手数料より、海外キャッシングのお利息のほうが低い場合もあるということは前に説明しました。為替レートも、海外キャッシングのほうがお得になる場合があります。ところで、海外キャッシングの手数料や換算レートはどのように決まるのか疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。換算レートを決めるのは「基準レート」と「外貨取扱手数料」です。

基準レートとは為替相場のことで、その日によって変わります。さらに、どの為替相場を使うかはVISAやMasterCardといった国際ブランドごとで違います。そのうえ、外貨取扱手数料はそれぞれのクレジットカード会社で設定しており、統一されているわけではありません。ですから、同じ国際ブランドでも換算レートは微妙に違いが出ます。たとえば、VISAであれば三井住友カードと楽天カードなどがありますが、それぞれに独自の手数料を設定しているからです。為替相場は1日の内で目まぐるしく変動するため、実際にはクレジットカード会社ごとでそれぞれに取引用の基準レートが用意されており、それをもとに計算されます。

海外キャッシングが利用できるATMは?

海外キャッシングに対応しているATMかどうかを判断するには、マークまたはステッカーを探してみましょう。マークは国際ブランドごとに異なります。まず、自分が持っているクレジットカードの国際ブランドを確認し、どのようなマークなのか覚えておく必要があります。VISAの場合は、VISAまたはPLUSのマークがあれば海外キャッシングがATMで可能です。ダイナースならDiners ClubまたはPulseのマークがあれば対応しています。JCBならJCBまたはCirrusのマーク、そしてMasterCardはMastercardまたはCirrusのマークです。海外キャッシングに対応したATMはあらかじめクレジットカード会社のWebサイトで調べることはできますが、現地でも必ず対応したマークやステッカーがあることを確認しましょう。

海外キャッシング以外の換金方法

ここまで、海外キャッシングについてメリットや注意点などを説明してきました。海外キャッシングは必要なときに現金を引き出すことができ、覚えておくと便利なサービスです。しかし、それでもキャッシングとなると抵抗を持つ人もいるのではないでしょうか。そこで、ここからは海外キャッシング以外で現金を手にする方法を紹介していきます。

現地の両替所

海外で使う現地の通貨を用意するには、出発する前に銀行で両替をしたり空港にある外貨両替機を使ったりするのが一般的です。また、街中に両替所があり、現地の通貨との両替ができます。ただし、現地で両替所を使うには注意が必要です。場所によってレートが異なり、なかにはレートが低い両替所も存在します。そのため、あまり考えずに両替してしまうと損をするケースも出てきます。海外の通貨は見慣れていないため、紙幣を何枚も出されるとそれだけで安心しやすいので注意が必要です。

あとでよく計算してみると、実際はかなり低いレートだったというケースは少なくありません。せっかく両替をしたのに、実はかなり高い手数料を取られていたという失敗がないよう、冷静に確認することも大切です。まずは慌てずに複数の両替所を見てレートが高い場所を選ぶようにしましょう。また、地域によっては両替所がなかなか見つからないこともあります。

チケットショップ

チケットショップでも、外貨との両替が可能です。しかも、なかには銀行や空港の外貨両替機より手数料を安くしているショップも見られ、お得になるケースもあります。しかし、実際にはそのようなショップは少ないのが現状です。また、見つかったとしても対応している通貨はドルやユーロが主で、それ以外の通貨には両替できないケースが多いと言えます。そのため、渡航者が少ない地域へ行く人にとって、チケットショップでの両替は向いていません。チケットショップでの両替は、ドルまたはユーロの利用が可能な地域へ渡航するときに活用してみましょう

海外キャッシングを使って手数料を抑えて現金を入手

海外で現地のお金が必要になったとき、用意する方法はさまざまです。今回紹介した海外キャッシングもその1つですが、どのような手段を選ぶにしても手数料は必ず必要になります。銀行や空港に設置されている外貨両替機に両替所、さらにチケットショップなど、手数料がどれくらいかかるのかを理解したうえで、お得に現地で使える現金を手に入れましょう。

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