18歳が収入証明書類なしでお金を借りることは可能?条件や注意点を解説
不安解消
更新日:2025.03.06
18歳の場合、収入証明書類なしでお金を借りることができるか気になる方もいるでしょう。しかし、18歳の方がお金を借りる場合には、収入証明書類の提出を求められます。なぜなら、日本貸金業協会のガイドラインにより、20歳未満の人は提出が義務付けられているからです。
本記事では、収入証明書類の提出を求められる場合と不要な場合、18歳の人がお金を借りる際の注意点を詳しく解説します。
目次
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18歳からカードローンでお金を借りることは可能だが、収入証明書類は必要
プロミスは18歳から74歳までの人であれば申込が可能なため、18歳でもお金を借りることが可能です。
ただし、申込は、アルバイトなどで安定した収入を得ている場合に限られます。また、成人年齢は18歳に引下げられましたが、18歳や19歳の人がカードローンの契約をする行為は民法で制限されています。日本貸金業協会のガイドラインにより、20歳未満の人への貸付には収入証明書類の提出が義務付けられているので注意が必要です。
高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)については申込ができないので注意しましょう。
以下の表は、18歳〜20歳の人が消費者金融カードローンへ申込できるか否かの一覧表です。
学生の区分と就業の有無/年齢 | 高校生 | 大学生 | 専門学校生 | 就業済 (社会人) |
---|---|---|---|---|
18歳 | × | △ | △ | △ |
19歳 | × | △ | △ | △ |
20歳 | × | △ | △ | 〇 |
〇申込できる △申込可能なカードローンもある ×申込できない
これからお金を借りようとしている方は、申込条件を確認しましょう。
カードローンで収入証明書類が不要な場合がある
カードローンの申込時に、収入証明書類を提出しなくても利用できる場合があります。
金融機関からの借入希望額が50万円以下かつ借入希望額と他の金融機関からの借入残高の合計が100万円以下の場合では、収入証明書類の提出は不要です。
例えば、A社から20万円を借りていて、B社から新たに40万円を借りる場合には、収入証明書類を提出する必要はありません。
ただし、金融機関の判断により収入証明書類の提出を求められる場合もあるので注意が必要です。

カードローンで収入証明書類の提出が必要な場合
カードローンの申込をした時に収入証明書類の提出が必要になるかは、申込をするカードローンの種類と借入希望額で変わります。ここでは、銀行カードローンと消費者金融カードローンのそれぞれについて、収入証明書類の提出が必要な場合について見ていきましょう。
銀行カードローン
銀行カードローンとは、銀行や信用金庫など預金を扱う金融機関が提供しているカードローンのことです。銀行カードローンでは、申込をした時点の借入希望額が50万円を超える場合、収入証明書類の提出を求められます。
そもそも、カードローンを利用する際に収入証明書類の提出が必要な理由は、貸金業法により「総量規制(年収の3分の1を超えての貸付を禁止する)」や「個人の返済能力を調査しなければならない」といった決まりがあるからです。
銀行や信用金庫には貸金業法が適用されませんが、一般社団法人全国銀行協会(全銀協)が、「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」で、貸金業法に留意した貸付を行うように求めているため、収入証明書類の提出を求められます。
銀行カードローンと消費金融カードローンの違いを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
銀行と消費者金融のカードローンの違いをわかりやすく解説【メリット・デメリット・仕組】
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンとは、消費者金融が提供するカードローンのことです。消費者金融カードローンに申込をした際、特定の条件に該当する場合に収入証明書類の提出を求められます。収入証明書類の提出が必要な場合について詳しく見ていきましょう。
借入希望額が50万円を超える
消費者金融での借入希望額が50万円を超える場合は、収入証明書類の提出が必要です。
貸金業法第13条3項に50万円を超える借入をする場合、借主の収入や収益がわかる書類を提出しなければならないことが定められています。
借入希望額と他社借入が合計100万円を超える
借入希望額が50万円を超えていない場合でも、借入希望額と他社借入額が合計100万円を超える場合は収入証明書類の提出を求められます。例えば、A社から40万円、B社から30万円借りていて、新たにC社からも40万円の借入の申込をした場合は借入額の合計が100万円を超えるので、収入証明書類の提出が必要です。
また、金融機関の審査状況やアルバイト先など勤務先の変更を行った場合にも収入証明書類の提出を求められることがあります。
なお、過去に収入証明書類を提出していても、発行日から3年経過した場合は再提出を求められます。その理由は、収入証明書類に発行日から3年間の有効期限があるためです(発行日から2年を超え、3年を経過するまでに勤務先に変更がないことが確認できた場合は、発行日から5年まで有効になります)。
申込時の年齢が19歳以下
申込時の年齢が19歳以下の場合は、原則収入証明書類の提出を求められます。収入証明書類を確認した結果、安定した収入がないと判断されれば、審査にとおらないこともあるので注意が必要です。
※プロミスは18歳からご利用可能です。ただし、高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
収入証明書類の提出が必要な理由
収入証明書類の提出が必要な理由は、貸金業法第13条にもあるように、金融機関が借入が可能か返済能力の有無を正確に確認する必要があるからです。返済能力がわからなければ、金融機関はお金を貸した際に滞りなく返済してもらえるか判断ができなくなります。
加えて、貸金業を営む金融機関は、総量規制により年収の3分の1までしかお金を貸すことができない点も理解しておきましょう。借入が多い場合は、提出された収入証明書類を確認して問題がないか判断します。
カードローンの利用時に収入証明書類として提出できる書類

カードローンを利用する際、収入証明書類として認められる書類は複数あります。ただし、収入証明書類は金融機関により異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
源泉徴収票 | 会社勤めなど給与所得のある人が、一般的には毎年年末(あるいは1月)にもらえる書類 |
---|---|
確定申告書の控え | 個人事業主の人、副業収入がある人などが1年間の所得や所得税を計算して税務署に提出した書類の控え |
税額通知書(住民税課税決定通知書・納税通知書) | 毎年6月頃に市区町村役場から届く住民税の通知書 |
所得証明書・課税証明書 |
・市区町村役場で取得できる公的な書類で、1月1日から12月31日までの所得を証明するもの ・課税証明書は住民税の課税額を証明する書類 |
給与明細書・賞与明細書 |
働いている会社から毎月発行される給与が記載された書類(2か月もしくは3か月分の用意が必要) 賞与明細書はボーナスをもらった際に発行される書類 |
支払調書 | 個人事業主がクライアントから受け取る年間報酬額が記載されている書類 |
収支内訳書や青色申告決算書の控え | 個人事業主の人が確定申告の際に提出した書類の控え |
なお、どの書類も最新(直近)のものが必要です。申込をする前にいずれかの書類を用意しておきましょう。
収入証明書類とは?種類や取得方法、必要になるケース、提出方法を解説
18歳がお金を借りたい時の注意点
先述したとおり、18歳の人は、収入証明書類を提出しなければお金を借りることができないので注意が必要です。ここからは、18歳がお金を借りたい時の注意点を解説します。
可能な限り低い金額で申込む
申込時に記入する借入希望額は、可能な限り低い金額を入力しましょう。借入希望額を大きくした場合、より高い返済能力を求められるため、審査が厳しくなります。
お金を借りられるか不安がある方は、少ない金額で申請したほうが審査がスムーズに進む可能性が高くなります。また、借入額を少なくしたほうが、返済の負担を抑えやすくなるでしょう。
事前に必要書類を準備しておく
早くお金を借りるためには、事前に必要書類を準備しておくことが重要です。必要書類は、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)、収入証明書類(直近2か月分の給与明細書)の2種類です。これらの必要書類を事前に用意しておくことで、スムーズに申込ができます。
申込内容を正確に記入する
申込内容を正確に記入することも重要です。年収や勤務先、連絡先などの情報が正確に記入できていない場合、審査に遅れが生じてしまい、スムーズにお金を借りられない可能性があります。
また、年収・勤務先・他社からの借入金額などについて誤った情報を申請すると、虚偽申告と判断されて審査に通らなくなるでしょう。内容に間違いがないか慎重に確認した上で申込をすることが重要です。
収入証明書類を提出しないとどうなる?

収入証明書類は、50万円以上の借入や合計100万円を超える借入の申込でなくても、審査や契約のために必要になることがあります。収入証明書類を求められた時は、できるだけ提出することが基本ですが、必要書類を用意できないことも考えられます。そのような時の対応は、金融機関により異なります。
銀行カードローンの場合
銀行カードローンは、消費者金融カードローンに比べて審査が厳しい傾向があります。収入証明書類を求められているのに提出しなかった場合、審査に通りにくくなるでしょう。
消費者金融カードローンの場合
消費者金融カードローンでは、収入証明書類を求めている理由により、対応や審査が変わる可能性があります。
「貸金業法等により審査・契約のために必要」という場合は、収入証明書類を提示しない限り、審査には通らないでしょう。一方、返済能力を調査する意味で求められた場合は、提出しなくても審査に影響しない可能性があります。
また、以前に提出した収入証明書類に記載された日付から3年が経過した時は、再提出が必要になります。カードローンを利用中(返済中)に、求められた最新の収入証明書類を提出しないと、ご利用限度額の減額が行われたり、追加の借入ができなったりすることもあります。
消費者金融プロミスで収入証明書類を提出する方法

収入証明書類の提出方法は、金融機関により決められています。ここでは一例として、プロミスにおける収入証明書類の5つの提出方法をご紹介します。
Web上で画像をアップロードして提出
プロミスの公式サイトの「会員ログイン」からログインして、「メニュー」を選択し、「収入証明書類の提出」から画像をアップロードすれば、簡単に収入証明書類の提出が可能です。
アプリ上で画像をアップロードして提出
プロミスの会員サービスは、公式アプリからでも利用できます。iOSとAndroid用のアプリがあるので、いずれかをインストールして、アプリ上から収入証明書類を送信してください。
店舗に来店して提出
プロミスの自動契約コーナーに収入証明書類を持っていけば、その場で提出が可能です。
FAXで提出
収入証明書類は、FAXでの提出も可能です。FAX番号は、プロミスコール(0120-24-0365/平日9:00-18:00)にてお問合せください。
収入証明書類の必要性についてよくあるご質問
収入証明書類の必要性についてよくあるご質問と回答をまとめました。収入証明書類についてわからないことがある場合は、確認しておきましょう。
収入証明書類をすぐ用意できない場合はどうすればいいですか
転職直後のように収入証明書類をすぐに用意できない場合は、給与明細書の発行を待ってから申込をすることをおすすめします。
なぜなら、退職した会社の給与明細書や源泉徴収票は、収入証明書類として認められないからです。
収入証明書類だけあれば借入できますか
収入証明書類のみでは借入ができないため、本人確認書類も提出しましょう。本人確認書類が必要な理由は、犯罪による収益の移転防止に関する法律により、申込をした本人であるかの確認が義務づけられているからです。
18歳でカードローンを利用する際は、収入証明書類が必須!
高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)を除けば、18歳でもカードローンを利用することは可能ですが、収入証明書類の提出が必須です。アルバイトで収入を得ていることを証明できなければ、お金を借りるのは難しいでしょう。
アルバイトができない場合は、借入ではなく即日バイトや給料の前借などを利用する方法もあります。まずは本当にお金を借りなければならないかよく考えた上で検討しましょう。
【ライター情報】
小栗 健吾
FXや仮想通貨の投資経験が9年ある。2018年からWebメディアを中心にライティングの仕事に携わっており、オウンドメディアやアフィリエイトサイトで、これまでに1,000本を超える記事を執筆している。特に投資系ジャンルについては、初心者向けの内容からテクニカル分析・自動売買など専門的な記事まで幅広く執筆している。
また、フリーランスとして独立したことやファイナンシャルプランナー2級の資格を取得したことで、消費者金融やクレジットカードの利用に興味を持つようになり、お金に悩んでいる方に向けたローン系の記事も多く執筆している。