携帯代の平均はどのぐらい?安く抑える方法や払えない場合の対処方法まで徹底解説

日本の携帯代は、平均して5,000円から9,000円前後(2024年時点)の範囲で推移しています。ただし、契約しているキャリアが大手キャリアか格安SIMか、サービス内容の有無によって大きく変動するため、一概には言えません。
本記事では、毎月かかる携帯代の平均や内訳、携帯代を安くする方法などを詳しく解説します。
目次
毎月かかる携帯代の平均はどのぐらい?
総務省統計局の家計消費状況調査によると、毎月のスマートフォンや携帯代の平均額は以下のとおりです。
世帯人数 | スマートフォン・携帯などの通信、通話使用料 | スマートフォン・携帯電話の本体価格 |
---|---|---|
1人 | 5,234円 | 815円 |
2人 | 8,555円 | 1,289円 |
3人 | 12,850円 | 1,992円 |
4人 | 14,831円 | 2,505円 |
5人 | 16,544円 | 2,871円 |
6人 | 19,589円 | 2,420円 |
全体平均 | 9,147円 | 1,436円 |
出典:家計消費状況調査
2024年時点の日本において、携帯代は平均で5,000円から9,000円ほどが一般的です。
出費を抑えたいのであれば、格安SIMに乗換えることで月々2,000円未満に抑えることも十分可能です。一方で、大手キャリアを選ぶ場合、通話やデータ使用量によっては月額5,000円を上回ることは珍しくありません。ご自身の普段の利用状況や求めるサービス内容によって最適な料金は大きく変動しますので、ライフスタイルにあわせたプラン選びが重要です。
携帯代の内訳
実は携帯代は、さまざまな費用が合計された金額を請求されています。携帯代には、以下のような料金が含まれます。
基本料金 | 契約しているデータ通信量や通話プランの月額料金 |
---|---|
通話料金 | ・通話時間ごとにかかる料金 ・無料通話分の超過時や、かけ放題プランを契約していない場合に発生する |
オプション料金 | ・契約者が任意で追加する付帯サービスに発生する料金 ・留守番電話サービス、キャッチホン、コンテンツサービスなどがある |
ユニバーサルサービス料 | NTT東西が提供する固定電話の維持費用を利用者が均等に負担するための料金 |
電話リレーサービス | 耳の聞こえにくい人向けに通訳オペレーターを介してやり取りを仲介する料金 |
端末代 | スマートフォン本体を分割払いで購入した場合にかかる料金 |
この中で携帯会社や利用状況によって大きな差が発生しやすい料金は、基本料金、通話料金、オプション料金、端末代金です。
携帯代を抑えたいと考えている方は、まずは何に多くの金額がかかっているかを確認しましょう。
携帯代が高くなる理由

携帯代が高いと感じる場合、以下の理由が考えられます。
- ・使用量と比べて割高な料金プランを契約している
- ・通話時間が長いか通話頻度が多い
- ・使用していないオプションサービスに加入している
- ・端末代金が高い
携帯会社では、さまざまな料金プランがありますが、大容量プランやデータ通信無制限のプランは料金が高くなる傾向があります。特に毎月決まったデータ量を使わず、大幅に余らせている場合は、必要以上に費用を支払っているので注意しましょう。
また、通話をすると従量課金が加算されてしまうので注意が必要です。
かけ放題プランに入っていても1回5分以内、月〇分までといったように制限が設けられていることがあります。
加えて、スマートフォンの購入時に「キャンペーンが適用されるための条件だから」「無料だから」といった理由で、店員に勧められるがままオプションサービスに加入している場合は、注意が必要です。
オプションサービスの種類は多いため、1つあたりの料金が数百円であっても、複数加入していれば、数千円を超えてしまうことがあります。
さらに、昨今は物価上昇のあおりを受けて、端末代金も上昇傾向にあります。実際株式会社MM総研が行っている携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態によると、2023年1月調査の69,661円に対して2025年1月調査では、77,091円と7,000円以上高騰している状況です。
携帯代が高いと感じている場合、このような理由があります。
携帯代を安くする方法とは?

携帯代が多くかかっている場合でも、工夫することで料金を抑えることが可能です。ここでは、携帯代を安くする方法を解説します。
料金プランを見直す
毎月契約しているデータ容量を使い切っていない場合や長期間同じ料金プランを継続している場合は、料金プランの見直しを検討しましょう。
例えば、月に5GBしか使わないのに20GBの大容量プランや通信無制限のプランを契約している場合、毎月5GBまで使えるプランに変更すれば、料金を安くできる可能性があります。
また、契約時からプラン変更をしていない場合、最新の料金プランより割高な料金を支払っているかもしれません。
最新の料金プランと比較してみて、負担を抑えられるなら見直しを検討しましょう。
オプション料金に無駄なものがないか見直す
契約時に付帯したオプションサービスや、以前は利用していたものの現在は使っていないサービスがある場合、毎月の負担が大きくなっている可能性があります。
- ・通話の定額オプション
- ・動画や音楽の配信サービス
- ・各種Webサービスのオプション
また、動画配信サービスや音楽ストリーミングサービス、各種Webサービスのオプションの無料期間が終了し、そのまま有料プランに移行している場合も月数百円から数千円の料金を支払続けている可能性があります。利用頻度が少ない場合は、解約を検討しましょう。
通話量や時間を見直す
通話定額サービスに加入していない場合、利用した分だけ課金される従量課金制のため、長電話や頻繁な通話をすれば、料金が高くなりやすいです。
通話量や利用頻度にあわせて、携帯電話の通話定額オプションを利用すれば、月々の通信費を削減できる可能性があります。
時間制限なしのかけ放題のオプションを契約すれば、通話時間を気にせず定額で通話を楽しめるようになります。また、通話時間が短い場合は、「5分無料通話」「10分無料通話」など特定の時間までなら無料で通話可能なサービスの利用も検討しましょう。
とはいえ、オプションの利用には月額料金がかかります。無料で通話をしたい方には、LINE、FaceTimeといった無料通話アプリの利用を推奨します。
格安SIMへ乗換える
大手キャリアを契約していて、携帯代 を大幅に削減したい場合は、格安SIMへの乗換を検討しましょう。
格安SIMとは、大手キャリアが構築・維持する通信網の一部を借り受けてサービスを提供している携帯電話会社のことです。自社で大規模な基地局設備投資や、直営店舗を展開する必要がないので、設備の維持管理費や販売コスト、人件費などを大幅に削減できます。
そのため、料金プランを安価に提供できます。
例えば、大手キャリアの料金プランが毎月7,000円の場合、格安SIMに変更することで毎月の料金を2,000円〜3,000円前後に抑えることも可能です。
大手キャリアから格安SIMへの乗換は難しくないですが、大手キャリアの端末がSIMロックされている場合、他社でも利用できるようにSIMロックの解除手続が必要です。
SIMロックとは、2021年以前に購入した携帯電話について特定の通信キャリアのSIMカードしか使えないように制限されている状態を指します。
また、格安SIMへの乗換時に現在の電話番号を継続して使いたい場合は、大手キャリアでMNP取得番号を取得する必要があります。
なお、大手キャリアでスマートフォンを契約した際に端末代金を分割払いにしており、支払が全額済んでいない場合は、乗換をする際に分割払いから一括払いへの変更が可能です。
Wi-Fiを導入して通信料金を抑える
データ通信量が多いために通信料金が高くなっている場合は、Wi-Fi回線でインターネット接続をすればデータ通信量を抑えることができます。
スマートフォンの料金プランは、基本的には使用するデータ通信量に比例して料金が高くなります。スマートフォンで大量のデータを消費する動画視聴やオンラインゲームなどをしたい場合は、容量の多いプランでないと満足に利用できません。
しかし、自宅や職場・学校のWi-Fiや公共にあるWi-Fiにインターネット接続すれば、スマートフォンのデータ容量が多い料金プランを契約する必要はなくなります。
余裕がある際に本体の残債を完済する
スマートフォンの端末代金は分割払いにできますが、手数料が取られる場合は、一括払いと比べて最終的な支払金額が多くなるので注意が必要です。
お金に余裕があるときに分割支払しているスマートフォンの端末代金を一括で完済すれば、支払金額を抑えることができる可能性があります。
新しくスマートフォンを購入する際も同様です。
携帯代が今すぐ必要な場合はどうしたらいい?
毎月携帯代の支払をしながら、一時的に生活費が足りなくなることは珍しくありません。ここからは、携帯代が期日までに払えない場合にどうすべきか解説します。
短期・日雇いバイトをする
生活費が足りない原因が収入にある場合は、短期や日雇いのアルバイトで収入を増やしてみてはいかがでしょうか。
日雇いや短期のアルバイトでは、働いたその日や1週間前後で給料の支払をしてもらうことができる可能性があります。近年は、スマートフォンのアプリを通じて、空いた時間に単発の仕事を探せるサービスも増えているので、日雇いバイトを見つけやすくなりました。特に単発バイトのマッチングアプリでは、数時間から1日単位で働ける仕事が多く見つかります。
また、個人経営や小規模な会社で働く場合、当日の勤務終了後に給料を手渡でもらうことも可能です。
不用品を売る
自宅にある不用品を売却すれば、月数千円から数万円以上のお金を得られる可能性があります。
例えば、使わなくなったブランド品、読み終えた本、遊ばなくなったゲーム、サイズが合わなくなった衣類などをリサイクルショップやフリマアプリで売却可能です。
リサイクルショップでは、不用品を持ち込むことで、その日のうちにお金に換えることができます。一方、フリマアプリでは、出品手続や売れるまで数日前後の時間がかかりますが、リサイクルショップより高値で売却できる可能性があります。
多くの不用品を売れば、一時的な収入不足を補えるかもしれません。
質屋を利用する
質屋を利用した場合、大切な品物を手放すことなく現金を手に入れることができます。
質屋とは、品物を担保に現金の貸出をするサービスです。期日までに借りたお金と利息を返済すれば、預けた品物を返却してもらうことが可能です。
例えば、高級ブランドの腕時計、宝石、カメラ、貴金属、最新のゲーム機などであれば、多くのお金を借りることができます。
質屋は品物を売却したくないけどお金を借りたい場合に利用しやすい方法です。
クレジットカードのキャッシングを利用する
手持ちのクレジットカードにキャッシング機能が付帯していれば、即日でお金を借りることができます。
クレジットカードのキャッシング機能とは、クレジットカードの利用限度額の一部を現金として借入できるサービスです。既にキャッシング機能が付いているクレジットカードを持っている場合は、審査の必要はなく、コンビニや金融機関にあるATMやインターネットバンキングを通じて現金の引出が可能です。
ただし、クレジットカードでキャッシングをする際には、一般的に年15.0%〜年18.0%の金利がかかります。
金利が高いほど、多くの利息の支払が必要なため、事前に必要な返済額をシミュレーションしてみてください。
カードローンを利用する
一時的に生活費が不足し、急いでいるときは、銀行や消費者金融などのカードローンを利用する方法もあります。
カードローンとは、担保や保証人なしで利用できる個人向けの融資サービスのことです。
消費者金融のカードローンは審査が最短数分から数時間で済むことがあるので、即日で借入ができます。借入から一定期間は利息がつかない無利息期間が設定されている会社であれば、無利息期間内に返済をすることで利息の負担を減らすことも可能です。
また、一般的に銀行カードローンは即日融資には対応していませんが、金利は低い傾向があります。
カードローンを利用する場合は、ご自身にとってどちらが使いやすいか確認した上で、検討しましょう。
プロミスなら最短3分で審査・即日融資が可能です
生活費に困っていて、今すぐお金が必要な場合は、プロミスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
プロミスは、Webからの申込なら最短3分で借入ができます。また、はじめて申込の方は、30日間無利息サービスを利用できるため、借入から30日以内に完済すれば利息を負担せずに済みます。
ご利用限度額の範囲内なら何度でも借りることが可能なため、毎月携帯代が払えるかぎりぎりまでわからない方でも使いやすいサービスです。
携帯代の平均を把握して毎月の支払を見直してみよう
携帯代の平均は5,000円から9,000円ほどですが高いと感じるかもしれません。携帯代が高い場合は、大手キャリアから格安SIMに乗換える、料金プランや通話料・通話時間を見直すなどを検討しましょう。
今月の携帯代が用意できなくて悩んでいる方は、アルバイトをする、カードローンを利用するなどの方法があります。
毎月携帯代の支払に苦心している方は、いまのうちにお金を用意する方法を検討してみてはいかがでしょうか。