カードローンの返済期間は短くできる?期間の決まり方や早く完済するコツ

基礎知識

カードローンの返済期間は短くできる?期間の決まり方や早く完済するコツ

カードローンの利用を検討している時に、「長い返済生活を送らなければならないのだろうか」「カードローンで借入をしている人はどのくらいの期間で返すものなのか」といった不安や疑問を持つかもしれません。
当記事では、返済期間に関する一般的な情報をまとめて説明します。

目次

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カードローンにおける「返済期間」とは?

カードローンにおける「返済期間」とは?

カードローンで借入をした日から「返済期間」はスタートします。それでは、返済期間はどこまでの期間を指していて、その期間を縮めることは可能なのでしょうか。また、「契約期間」や「有効期限」といった言葉もあり、混同しやすくなっています。まず、カードローンにおける「返済期間」の正確な定義や、呼び方が似ている用語について解説します。

「返済期間」は借入残高がゼロになるまでの期間

返済期間とは、借入をした日から借入残高がゼロになるまでの期間のことです。例えば2023年の8月1日にカードローンで借入をし、2024年の2月10日に全額の返済が完了したとしたら、返済期間は約6か月です。
一般的に、カードローンの返済期間が固定されることはほとんどありません。新たな借入が発生すると、その分を上乗せして返済しない限りは必ず返済期間が延びます。返済し終える前に借入を繰り返していると、返済期間は延々と続くことになります。

逆に、繰上返済を何度も行うことで、返済期間を予定より大幅に縮めることも可能です。借入残高と利息によって前後しますが、単純計算として月々の支払を2倍にすれば返済期間はほぼ半分になります。

「契約期間」や「有効期限」との違い

契約期間とは、カードローン会社と契約をしている期間のことです。カードローンの契約をしていても借入はしていないという状況があり得るため、契約期間と返済期間は別物です。全額を返済した後も、利用者が解約をしなければ契約期間は継続します。このように返済期間と契約期間は同じではないので混同しないようにしましょう。

クレジットカードの有効期限とは、現在持っているカードを利用できる期限です。定められた期限を過ぎたカードは無効になり、ATMなどで受付けてもらえなくなります。そうなると借入や返済ができなくなりますが、有効期限が切れるまでに借入全額を払わなければならないというわけではありません。借入の有無に関わらず、契約期間は自動更新されるのが一般的です。

カードローンの返済期間はどのように決まるのか

カードローンの返済期間はどのように決まるのか

カードローンは、事前に返済期間が決まっていないことがひとつの特徴です。ここでは、なぜ事前に返済期間が決まっていないのか、どのように返済期間が決まるのかについて解説します。

借入金額や月々の返済額によって定まる

カードローンには毎月の返済日がありますが、借入金額をすべて払い終わるまでの返済期間は決まっていません。カードローン契約の仕組上、返済期間をいつからいつまでと事前に定めているわけではないからです。審査に通過すれば借入限度額内なら何度でも借入ができるのは、カードローンの特徴のひとつです。

こうした特性があるため、借入金額や月々の返済額によって返済期間は変動します。逆に言えば、「いくら借りて、毎月いくら返すのか」が分かれば返済期間を計算することができます。カードローン会社の多くは自社のWebサイトにシミュレーションツールを設けているので、これを利用すると返済期間を瞬時に計算することができます。
プロミスにはお借入希望額と毎月の返済金額、そしてお借入金利を入力するだけで返済期間を計算できる「ご返済シミュレーション」があります。
例えば10万円を17.8%で借りて毎月4,000円ずつ返済した場合、返済期間は32か月です(無利息期間は算入せず)。

プロミスのご返済シミュレーションについてはこちらをご覧ください。
ご返済シミュレーション(お借入返済)

返済中に新たに借入すると返済期間は延びる

借入限度額の範囲内であれば何度も借入ができる手軽さはカードローンが持つメリットではありますが、新たな借入をすると、返済期間も延びます。完済の期限が決められていないので利用しやすい反面、返済期間がどのくらいになるかは利用者次第です。

返済期間が延びると、利息の負担も多くなります。新たな借入をする際にはそれが必要なものであるかをしっかりと考えて、計画的な利用を心がけましょう。

カードローンの返済期間を短くすると支払総額が減る?

カードローンの返済期間を短くすると支払総額が減る?

返済期間中は、月々の支払が気になるものです。早く全額返済すれば気持ちがスッキリするかもしれませんし、利息負担も少なくなるでしょう。ここでは、早めの完済と支払総額の関係について解説します。

早く返済すると利息を抑えられる

利息は、借入残高を元に金利と借入日数を乗じて決まります。したがって、金利が同じであれば借入日数を減らす、すなわち返済期間を短くすることで利息を抑えられます。
一般的な利息の計算式は、以下のとおりです。

借入残高×金利÷365日(うるう年は366日)×借入日数 = 利息

この計算式からも分かるように、借入日数が多くなればなるほど利息の負担が増します。また、利息は日割計算なので、1日でも早く返済したほうが利息は少なくなります。

例として、50万円を金利17.8%で借入した場合、返済期間が短くなると利息がどれくらい減るかをシミュレーションしてみましょう。返済期間が2年の場合と、1年の場合を比較してみます。

返済期間 返済総額 利息
2年(24か月) 59万7,923円 9万7,923円
1年(12か月) 54万9,503円 4万9,503円

返済期間が2年から1年になることで利息は4万8,420円少なくなっており、ほぼ半分です。つまり、利息は返済期間の長さとほぼ比例しているといえるでしょう。このように、返済期間が短いほど総返済額が少なくなることを覚えておいてください。

利息が無料になることがある

カードローン会社ごとに独自のサービスがありますが、その中でも知っておきたいのが、主に消費者金融が提供している無利息サービスです。「30日間無利息サービス」のように一定期間は借入に利息がかからないというもので、借入をしても無利息期間のうちに完済すれば利息は発生しません。無利息期間内に完済できなかったとしても、無利息期間の分だけ利息負担は少なくなります。

ただし、無利息サービスはそのカードローン会社をはじめて利用する方だけが対象になるケースがほとんどです。そのほかの条件や内容も、会社によって異なります。サービス適用の起算日が契約日なのか最初の借入日なのかによっても大きな違いがありますし、無利息サービス期間中にATMで返済をした時に、手数料がかかる場合のルールなども別途定めている会社もあります。

プロミスの30日間無利息サービスについてはこちらをご覧ください。
30日間無利息サービス

早く完済するためにできること

早く完済するためにできること

完済のタイミングを早めれば返済期間が短くなり、利息を抑えられます。結果的に「支払総額を少なくすることができて得になる」ということは、ここまでに説明したとおりです。それでは、早めの完済を実現するにはどうすればいいでしょうか。次は、早めに完済して返済期間を短くするための具体的な方法を紹介します。

繰上返済

早めの完済を目指す上で効果的なのが、「繰上返済」です。繰上返済とは、余裕がある時に、毎月の返済額とは別に任意の金額を追加して返済をすることです。返済額を増やしても利息は変わらないため、増額分がそのまま元金返済に充当されます。

元金が残っている限り返済は続きます。返済期間を短くするには元金を減らしていくのが最も効果的です。予定よりも早い完済を目指すのであれば、積極的に繰上返済をして借入元金を減らしましょう。

返済計画を立ててその通りに行動する

物事をうまく進めるには、適切な計画が必要です。カードローンの借入も同じで、前もって返済計画をしっかり立てた上で、それを崩さないように行動することが大切です。そうすることにより、「気づいたら借りすぎていた」という予想外の事態を避けやすくなります。

しかしながら、無理な計画を立ててしまうと長続きしません。1年の中で時期によって家計の支出がどのくらいになるか、ある程度の想定をしたうえで考えることが大切です。ボーナス月など収入が増える時は繰上返済をしたり、副業やアルバイトなどで収入を増やして繰上返済をすることも検討の余地があるでしょう。

逆に支出が多くなりそうな時期には、一時的な借入が必要となる場合があることも考慮しておくとなおいいでしょう。

いくら借入して毎月どれだけ返済するのか、そしていつまでに完済するのか、などを明確にしておくことが、返済計画を立てる一番の目的です。借入額、返済額、完済時期を確認することによって、目の前のやるべきことと未来のゴールが見えるようになります。
これにより返済の意志を強く持ち、返済期間の長期化を防ぐことにもつながります。

カードローンの返済計画が簡単に!「返済シミュレーションツール」

返済計画をいざ立てようと思っても、利息の計算が複雑なため、うまくいかないと感じる方は多いかもしれません。計算が得意な方は別として、多くの方にとって簡単にできるものではないでしょう。もし、自分が計算したものが間違っていた場合、実際に支払を行って明細を見るまで間違いがわからないのも問題です。最初から正しい計算にもとづいて返済計画を立てるにはどうすればいいでしょうか。

返済計画を立てる際には、カードローン各社が用意している返済シミュレーションツールが便利です。契約しているカードローン会社、もしくは利用を検討しているカードローン会社の公式サイトを開き、返済シミュレーションツールを見つけてください。そこで必要項目を入力すると、返済計画をシミュレーションできます。返済期間を決めて毎月の返済額がどうなるか、反対に返済額を入力して返済期間がどのくらいになるか、などの計算が可能です。自分でやるよりも楽に計算ができるだけでなく、正確な見通しを立てるのにも役立ちます。

ただし、長期的な返済になると、最初の計画どおりにならないことはよくあるものです。その場合は、あらためて計画を見直す必要があります。計画の見直しの時も返済シミュレーションツールが便利です。もし、それまでの返済計画に無理があったのなら、月々の返済額を下げてみたらどうなるかを簡単に確認できます。ぜひ返済シミュレーションを活用してみてください。
プロミスには返済回数(期間)と月々の返済額をシミュレーションできる「ご返済シミュレーション」があります。返済計画を立てるのにお役立てください。

プロミスの「ご返済シミュレーション」についてはこちらをご覧ください。
ご返済シミュレーション(お借入返済)

カードローンの返済期間についてよくあるご質問

カードローンの返済期間について、よくあるご質問とその答えをまとめました。

カードローンの返済期間は自分で調整出来ますか

繰上返済や約定返済の増額などにより元金の返済スピードを速めれば、当初の計画よりも早く完済することができます。返済期間を短くしたいという場合は、これらの方法が有効です。

カードローンには返済期間ではなく返済期限はありますか

カードローンは借入金額によって月々の返済額が決まり、それによって返済期間も決まります。そのため「全額をこの日までに返済」という意味合いの返済期限はありません。

カードローンの返済期間はどのように知ることができますか

プロミスの「ご返済シミュレーション」など、カードローン会社が提供しているシミュレーションツールを使うと簡単に計算することができます。これから利用を検討している場合はお借入予定額、利用中の場合はその時点のお借入残高、それに加えて月々の返済額、金利を入力するだけで返済期間が分かります。

カードローンの返済期間を確認し計画的な返済を

返済期間は、利用者自身の使い方で短くも長くもなります。返済計画をしっかり立てて、無理のない返済ペースで計画的に返済をしましょう。早く完済するには、カードローン選びも大切です。金利が低い、返済の利便性が高い、無利息サービスがあるなど、さまざまな角度から選びたいところです。
プロミスはWeb返済ができてATMに行く必要がなく、また無利息期間もあります。返済期間をいかに短くするかという視点をもって、最適なカードローン会社を選びましょう。

【ライター情報】
田中 タスク
自身も投資家として資産運用を実践しつつ、そこで得られた知見を交えて投資系ライターとしてネットや書籍などの記事制作に取り組む。その一方で消費者金融やカードローンなどに関する知識をいかして、「お金のピンチ」を乗り切る方法の発信にも注力、借入に対する正しい知識の重要性を発信中。

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