キャッシングのメリット・デメリットを知ろう!利用法や注意したいポイント

基礎知識

キャッシングのメリット・デメリットを知ろう!利用法や注意したいポイント

キャッシングのご利用を考えるときには、メリットやデメリットを踏まえたうえで、自分に合ったご利用方法を検討していくことが大切です。キャッシングでは、ご利用限度額の範囲内であれば何度でもお借入れができるといったメリットがあります。一方で、必要以上のお借入れや不正利用されるリスクなどに注意をしておく必要があるのです。この記事では、ご利用方法や注意点を含めて、メリット・デメリットについて解説します。

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キャッシングとは

キャッシングとは

キャッシングとは、コンビニなどのATMを通じてお金を借りられるサービスのことを指します。契約時に決められたご利用限度額の範囲内であれば、自由にお金を借りられるため、急な出費があったときなどに活用できるでしょう。一般的にキャッシングと呼ばれるサービスのなかには、カードローンをご利用するものと、クレジットカードに付帯するキャッシング機能をご利用するものがあります。お借入れできる金額は、数万円から数百万円程度であり、ご利用目的に合わせて自由な使い方ができるのです。金利は比較的高めに設定されているため、長期にわたってお借入れを行うというよりも、短期でのご利用が中心となります。毎月決められた金額をご返済していけば、ご利用限度額の範囲内で何度でもご利用可能です。

借りる方法もさまざまであり、発行されたカードを使ってATMからお金を借りる方法のほかにも、電話やWeb、アプリを通じてお借入れを依頼し、銀行口座に直接送金してもらう方法もあります。ライフスタイルに合わせた使い方ができるので、すぐにご利用をする予定がなかったとしても、あらかじめ契約を結んでおくと、いざというときに使えて便利です。

キャッシングのメリット

キャッシングのメリット

キャッシングサービスを利用するメリットは、さまざまなものがあります。「無担保・無保証でお借入れできる」「最短即日の融資が可能」「何度でもお借入れができる」といった点が挙げられます。それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

担保や保証人を用意する必要がない

大半のキャッシングにおいては、無担保・無保証でご利用できます。お金を借りるのに担保を差し出したり、保証人を立てたりする必要がないため、気軽にご利用できる仕組みとなっているのです。無担保・無保証でご利用できるのは、お申込者の年収の状況や過去のご利用においてご返済の遅延がなかったかなどを審査の際にチェックされるからだと言えます。貸金業法にもとづいた指定信用情報機関に登録されている信用情報をもとにして融資を行うため、担保や保証人を必要としないのです。そのため、不動産などの資産がなくても利用ができ、多くの人がお申込みできるサービスとなっています。

最短即日で借りられる

一般的な自動車ローンや住宅ローン等のローン契約では、審査のために提出しなければならない書類も多いため、実際にお金を借りるまでにそれなりの時間を必要とします。しかし、キャッシングであれば、サービスによっては最短で即日にお金を借りることも可能です。これは、キャッシングのほうが必要な手続きが少ないためであり、審査もスピーディーに行われるからだと言えるでしょう。急な出費があったとしても、ご利用限度額の範囲内であれば、すぐにお金を借りることができるのです。

スムーズにキャッシングを行うためには、提出する書類に不備がないように気をつけておきましょう。書類に漏れや不備があると再び書類を送らなければならず、審査に時間を必要としてしまうので注意が必要です。提出書類に不備がないかをチェックして、スムーズなお借入れが行えるように準備を整えておきましょう。

何度でもお借入可能

キャッシングでは、あらかじめ決められたご利用限度額内であれば、何度でもお借入れが可能となっています。お借入金額が多くなってしまっても、毎月のご返済をしっかり行っていれば、そのぶんだけ新たなお借入れを行えるのです。きちんとご返済を行っていれば利用実績も信用度が増すため、ご利用可能枠を増額できる可能性もあります。年収が高くなったり、他社へのご返済が済んだりしたときには、ご利用限度額の見直しを行ってみるのも良いと言えます。定期的にチェックを行うことで、無理なお借入れを防ぐことにもつながり、継続的なご利用が可能となるでしょう。

キャッシングのデメリット

キャッシングのデメリット

キャッシングは、ご利用限度額の範囲内であれば何度でもお借入れができる一方で、必要以上にお借入れしてしまうといった面もあります。お借入金額が増えてしまうと、将来的にご返済の負担が大きくなってしまうため、きちんと計画を立ててご利用を考えていく必要があるでしょう。現在の収入と支出のバランスを考えたうえで、どの程度のご返済であれば無理がないかをシミュレーションしてみることも大切です。キャッシングサービスを提供する会社の公式サイトなどでは、ご返済シミュレーションの機能を備えているところもあるので、簡単に計算が行えます。

キャッシングでは、手持ちのカードを使って気軽にコンビニATMからお金を借りられるので、まるで自分の銀行口座からお金を引き出している感覚にとらわれてしまうこともあります。日常的な使い方をする場合であっても、あくまでもお借入れをしているという点を忘れないようにしましょう。

キャッシングの利用が適している場面とは

キャッシングの利用が適している場面とは

キャッシングをうまく活用していくためには、どのような場面でサービスをご利用するのが適しているのかを押さえておくことが大切です。キャッシングに適した場面としては、すぐに現金が必要となるときや、少額でのご利用を考えているときなどが挙げられます。それぞれの場面について、ポイントを見ていきましょう。

即日現金が必要な場面

キャッシングのご利用に適している場面としては、すぐに現金が必要な場合が挙げられます。入院や旅行など、急な出費が発生してしまうときには、コンビニATMやキャッシュディスペンサーの操作のみで手軽にお借入れできるキャッシングサービスが便利です。安定した収入がある人であれば、一時的にお借入れを行ったとしても、次の給料日にご返済できるため安心できます。手元の現金が少ないときに、お金がすぐに必要になってしまった場合はキャッシングをうまく活用してみましょう。

また、すぐにお金が必要ではなかったとしても、あらかじめカードを作っておけばいざというときの備えにもなります。他社からのお借入金額が少なかったり、安定した収入があったりしているときのほうが審査も通りやすい傾向があります。源泉徴収票や給与明細書など、必要な書類を準備すればすぐにお申込みを行えるので手続きは難しくありません。時間的な余裕があるタイミングで、キャッシングの契約を検討してみるのも良いでしょう。

必要な現金が少額な場面

すぐにお金が必要な場面でも、1回のお借入金額が少額であればキャッシングには向いていると言えます。キャッシングは比較的金利が高く設定されているため、長期で多額のお金を借りるのには向いていません。短期間のご利用もしくは、ご返済を一括で済ませられる人ほど便利なサービスだと感じられるでしょう。「使っていた家電製品が壊れてしまって買い替えが必要」「友人の結婚式に招かれていて出費がかさみそう」などといった場面では、月々の生活費の範囲内ではまかなえないケースもあります。少額ではあっても、どうしても今のタイミングで現金が必要といったときに、キャッシングサービスのご利用は向いているのです。

キャッシングは、一度契約を結んでおけば、ご利用可能枠の範囲内で何度でもお借入れを行えます。毎月の生活状況によっては、生活費が少しだけ足りないといったこともあるので、必要に応じてご利用を検討してみましょう。たとえ少額のご利用であっても、きちんとご返済を続けていけば信用度を高めることにもつながります。ご返済実績を積み上げていくことで、ご利用可能枠が広がったり金利面で優遇されたりする可能性もあります。自分のライフスタイルに合わせて、うまく活用していくことが大切です。

キャッシングの利用に向いていない場面とは

キャッシングはすぐに現金が必要なときや、お借入金額が少額であるときにはご利用に適していますが、場合によってはご利用に向いていない場面もあります。まとまった金額が必要になるときや、ご返済が長期にわたるのが見込まれるときには、あまり向いていないと言えるでしょう。ここでは、キャッシングのご利用に向いていない場面について解説します。

必要な金額が大きな場面

一度にまとまった金額のお金が必要な場面では、キャッシングのご利用はあまり向いていません。キャッシングでは基本的に、お借入れを行った翌日から利息が発生するため、お借入れの期間が長ければ長いほど支払う利息も増えていきます。そのため、必要となる金額が大きければご返済も長引く傾向にあるので、キャッシングには向いていないと言えるでしょう。大きな金額を借りたいと考えるのであれば、金利が比較的低めに設定されているカードローンなどをご利用するのも1つの方法です。実際にお金を借りる前に、金利面も含めたご返済シミュレーションを行って、最終的にどれくらいの金額をご返済するのかを把握しておくことが重要です。

また、お金の管理が苦手だと感じる人もキャッシングにはあまり向いていません。毎月の収支のバランスをきちんと把握しておかなければ、必要以上にお金を借りることにもなってしまい、ご返済が難しくなってしまうおそれもあるからです。他社からのお借入れがすでにある場合には、まずはご返済を優先させてから新規のお借入れを考えてみましょう。

返済計画が長期になる場面

キャッシングでは、ご返済が完了するまでの期間が長くなるほど、支払う利息の総額も大きくなります。そのため、ご返済が長期にわたってしまうような場合には、キャッシングのご利用は向いていません。金利が1%違うだけであっても借りている期間が長ければ、それだけご返済の負担も重くなりがちです。計画通りにご返済が行えるという目途が立っていたとしても、転職や結婚などによってライフスタイルが変化してしまうこともめずらしくありません。転職によって年収が下がったり、結婚することで家族が増えて出費も多くなったりすることも考えられるでしょう。

収入や支出をギリギリの状態で考えてしまうのではなく、ある程度余裕を持てる形で返済計画を立てておくほうが無難です。毎月の収入や支出に多少の変化があっても対応できるように、無理のないご返済プランを立ててみましょう。また、同じ金額のお借入れであっても、複数の会社から借りている場合には金利の負担も大きくなりがちです。ご返済先が複数あれば、ついご返済を忘れてしまうといったこともあります。キャッシングは総量規制によって年収の3分の1までしか借りられないので、複数の会社から借りていても借りられる金額そのものが増えるわけではありません。

1社のキャッシングサービスを繰り返してご利用していくほうがご返済忘れも起こりづらく、ご利用実績を積み上げていくことができます。きちんとご返済を続けていけば、ご利用可能枠が増額する可能性もあり、お借入金額によっては金利負担を減らせる場合もあります。いずれにしても、ご返済が長期にわたってしまうと自由に使えるお金もそのぶんだけ減ってしまうので、計画的にご利用を考えていきましょう。

キャッシングのメリット・デメリットを理解しよう

キャッシングは、必要なときに即日でお借入れができるサービスです。日常の暮らしのなかで、急にお金が必要な場合に活用できます。ただ、ご利用にあたってはキャッシングのメリットと注意点をよく理解したうえで使っていく必要があるでしょう。ご返済のシミュレーションを行ったうえで、毎月のご返済に無理がないようにして賢くご利用することが大切です。

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