お金を借りる理由はどうする?審査への影響と言わない方がいい理由

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お金を借りる理由はどうする?審査への影響と言わない方がいい理由

長い人生の間には、どうしてもお金が足りなくなるシーンが出てくるものです。場合によっては、金融機関から借入を検討したり、親族や友人などにお金を借りたりすることもあるでしょう。
この記事では、多くの方がお金を借りる理由や、借入する際に理由を伝えるべきかなどについて解説します。

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みんながお金を借りた理由

みんながお金を借りた理由

出典:日本貸金業協会「資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査結果報告」より

日本貸金業協会が2022年11月に発表した、貸金業者からお金を借りたことのある2,000人を対象に行った「資金需要者等の借入意識や借入行動等に関する調査結果報告」によると、お金を借りた理由で最も多いものは「趣味/娯楽費」で36.1%した。その後「食費」20.4%、「家族のための支出」16.5%、「外食などの遊興費」13.3%と続きます。
住宅や車など高額な買物の際は専用のローンも利用ありますが、趣味/娯楽費や食費のような資金が不足した場合に貸金業者から借入を考える方が多いようです。

お金を借りる際に理由は必要?

お金を借りる際に理由は必要?

親族・友人などにお金を借りるとき、どう理由を言ったらいいか悩む方は多いのではないでしょうか。「病気で働けずに生活費が足りなくなった」といった致し方ない理由なら伝えやすくても、「買物をしすぎてお金が足りない」などは伝えづらいかもしれません。

金融機関でお金を借りる場合は、理由が必要なものと、必要ないものがあります。住宅ローンやカーローンであれば、「住宅を購入する」「車を購入する」という理由が必要です。フリーローンは使い道が自由ですが、申込の際に申告した理由以外で使うことはできません。お金を使う目的についての見積書や、使い道について領収書の提出が必要になることもあります。
その点、自由に利用できるのがカードローンです(一部例外があります)。

カードローンの用途は原則自由

カードローンの用途は原則自由

カードローンの商品説明などの記載は、用途について「原則自由」や「生計費に限る」と書いてあることが多いです。生計費は、自分が生活していく上で必要な買物や、水道光熱費などに使うお金を指します。生活費と同じ意味で、日常生活に関わる出費であれば何でも問題ありません。
これに対し、事業費としての利用については禁止または制限があります。各社の申込条件を事前に確認しておきましょう。

借入理由はどのように調査している?

カードローンのような用途が原則自由な借入の場合、その理由が真実か、金融機関が積極的に調査しているわけではありません。どこから不正な借入理由とするかの線引きも難しいでしょう。

ただし、申告した他社からの借入や支払状況が真実かどうかは、「信用情報」でわかります。信用情報とは、個人が何らかの金融サービスを利用した際の申込や借入、返済などに関わる個人情報を指し、信用情報機関で保管されています。
信用情報はカードローンの審査の際、必ずチェックされます。他社の借入も信用情報をチェックすれば確認できるため、虚偽の申告はしないようにしてください。

また、今までに延滞したことがないか聞かれた場合、もし不利になるとしても、延滞については正直に話したほうが無難です。直近の支払状況も信用情報でわかるため、信用を失いかねません。他社の借入や延滞は、金融機関が事実を確認できることを理解した上で申込をしてください。

信用情報についてはこちらの記事もご覧ください。
カードローンと信用情報の関係性って?審査に影響する要素などを解説

「借入理由」以外の審査に通らない要因

「借入理由」以外の審査に通らない要因

借入理由が主な原因で審査に通らないケースは十分考えられます。では、借入理由以外にも審査に通らない要因はあるのでしょうか。
実際は、借入理由のみで審査結果が決まることは少なく、さまざまな要素を含めて総合的に判断されています。カードローンの審査において、一般的に審査に通らなくなる要因はいくつかあります。これらの要因について説明します。

過去に長期延滞したことがある

カードローンは、担保や保証人なしで、利用者の信用を重視して融資を行っています。そのため、長期にわたる延滞は返済能力を疑われ、審査に通らない理由になります。
延滞の情報が一度記録されれば一定期間残り、そのあいだは審査に影響します。長期の延滞はしないように、返済ができるかよく考えた上で計画的に利用してください。

借入希望額が大きすぎる

貸金業者は、総量規制という貸金業法のルールによって、個人の年収の3分の1を超える貸付はできません。1社でなく他社の借入も含めた合算のため、借入希望額が高すぎると、総量規制の範囲を超える場合があります。クレジットカードのキャッシング枠も、総量規制の適用対象ですから注意してださい。

銀行は貸金業法の適用外なので、総量規制は直接的に影響しません。ただし、信用情報で金融機関は借入の状況がわかりますから、総量規制に該当するほどの借入があれば、返済能力を疑問視され、審査に影響がある可能性があります。

返済能力

申込理由に特に問題がなく、今まで一度も延滞したことのない方が審査に通らない場合、返済能力で判断された可能性があります。「継続的に安定した収入があること」は、カードローン会社が重視する要素のひとつです。一般的に収入が安定していないと「返済能力が低い」と判定され審査に通らない可能性が高いでしょう。

カードローンなら基本的にお金を借りる理由は自由

親族や友人にお金を借りるときは、理由を伝えて納得してもらう必要があるでしょうが、カードローンは基本的に借入理由が問われず、自由に使うことができるローンです。利用限度額の範囲内であれば何度でも借入と返済ができるため、急な出費が重なったときにも対応できるでしょう。ただし、もしも延滞すると今後の借入にも影響する可能性があるため、返済ができるかをきちんと検討した上で利用してください。

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