カードローンの審査時間はどのくらいかかる?早くお金を借りる方法について
基礎知識
更新日:2024.03.26
お金がすぐに必要な場面でカードローンに申込む場合、審査期間はとても気になるものでしょう。そうした不安を解消するためには、カードローンの審査に関して正しい知識も持つことが大切です。今回は、カードローン会社の種類による審査期間の違いや審査の流れ、そして審査を早く済ませるためのコツなど一般的な情報をまとめて紹介します。
目次
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カードローンの審査時間は金融機関によって異なる
金融機関はそれぞれ自社の基準を設け、自社のプロセスで審査を行っています。そのため審査に要する時間も異なります。同じ人が異なる金融機関に申込をした場合であっても、金融機関が違えば審査時間も異なります。
【金融機関別】カードローンの審査時間
先ほども述べたように、カードローンの審査期間は金融機関によって異なります。そのため、少しでも早く借入をしたい場合には、審査期間が短い金融機関を選択することが大切です。ここでは、金融機関のタイプごとの審査時間について解説します。
消費者金融
大手消費者金融は、比較的審査が早い傾向があります。審査の工程として、まず仮審査が行われ、それを通過すると本審査に進む仕組があるからです。仮審査では、申込者が申告した内容をもとに融資の可否を判断します。仮審査自体はほとんど時間がかからないため、条件を満たしてさえいれば、すぐに本審査に進みます。本審査では、在籍確認やクレジットカードやカードローンなどの信用情報のチェックが行われます。
本審査を通れば、借入ができます。
プロミスなど大手の消費者金融のなかでも申込から借入までをWebやアプリで完結できる金融機関は特に審査が早い傾向があります。そのため、即日融資が可能なことも多いです。ただし、過去の信用情報に問題がある場合は審査に時間がかかったり、審査に通らないこともあるため注意が必要です。さらに、消費者金融によっては在籍確認を電話で行わないところもあり、これも審査時間の短縮につながります。
銀行カードローン
銀行カードローンの場合、自社だけでなく信用保証会社の審査も受ける必要があるため、どうしても審査に時間がかかります。銀行のカードローンには、申込者の審査時に警察庁のデータベースへ照会する義務があるからです。警視庁のデータベースの照会には、時間がかかってしまうため、銀行カードローンでは即日審査・即日融資への対応が難しい場合があります。
また、銀行カードローンの場合、審査の基準や過程がある程度統一されています。そのため、審査にかかる時間が銀行によって大きく異なるといったことはないようです。
信販・地方銀行
信販系カードローンとは、クレジットカードに付帯しているキャッシング機能や、信販会社が提供しているカードローン、キャッシングサービスなどのことです。信販系カードローンの場合、審査時間はクレジットカードを作るのに要する時間とほぼ同じです。そのため、申込から実際に借入ができるようになるまで、消費者金融や銀行のカードローンよりも時間がかかってしまうことに注意しておく必要があります。
ただし、すでにキャッシング機能付きのクレジットカードを保有しているのであれば、ATMなどからキャッシング枠の上限金額の範囲ですぐに借入ができます。
地方銀行のカードローンは、都市銀行と基本的には同様ですが、一部の地方銀行では借入までの日数が多くかかったり、土日祝日の営業・審査を行っていない場合もあります。
注意!「即日審査」と「即日融資」は別
カードローンでなるべく早く借入をしたい場合、「即日審査」「即日融資」といったサービスを選択する人も多いです。しかし、即日審査と即日融資には大きな違いがあるため、注意が必要です。
即日審査とは、申込をした当日に審査が終わることを指し、即日融資は当日中に借入まで可能になるサービスを指しています。即日審査では申込を行った日のうちに借入が可能かどうかの回答を受けることはできますが、実際に借入ができるタイミングは翌日以降になる可能性があります。その理由には、「銀行窓口の営業時間が過ぎているために振込ができない」「カードが郵送されるまで借入ができない」といったものがあります。つまり、審査を通過してはいても、実際に借入をするための方法がないために、即日融資ができない場合があるわけです。
即日融資を行っているカードローンの場合は自動契約機などでカードを即時発行しているため、郵送を待つ必要がありません。カードさえあれば、銀行の営業時間を過ぎていてもコンビニATMなどでのキャッシングが可能になります。そのほかにも、例えばプロミスには「スマホATM」といって、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMで、プロミスカードを使わずに、スマートフォンだけでお借入・ご返済ができるサービスもあります。
できるだけ早く借入をしたい場合には、即日審査よりも即日融資が可能なカードローンを選択するのがいいでしょう。
申込から借入までのおおまかな流れ
少しでも早く借入ができるようにするためには、スムーズに申込の手続を進めることも重要です。ここでは、実際にカードローンの申込をして借入を行うまでの流れを、大手消費者金融と銀行に分けて解説します。
大手消費者金融カードローンの流れ
大手消費者金融カードローンへの申込は、インターネット上のWebサイト、スマートフォンアプリ、もしくは自動契約機などから行います。その際、本人確認書類の提出が求められ、場合によっては収入証明書類も必要になります。大手消費者金融の審査時間は最短で数十分程度です。
審査の早さゆえに即日融資を受けられることも、大手消費者金融の特徴です。審査に通過すれば契約完了となり、インターネット振込や自動契約機で発行されたローンカード、スマートフォンアプリなどを使ってすぐに借入ができます。プロミスでは、最短3分でお借入が可能です。
銀行カードローンの流れ
銀行カードローンの場合、申込は書面またはインターネットで行うことになります。申込には本人確認書類が必要で、融資希望金額によっては収入証明書類の提出を求められることもあります。
申込を行うと保証会社による仮審査が行われ、申込者の属性(年収や職業、勤務先など)、信用情報、他社からの借入情報などから、総合的に判断されます。保証会社の審査に通過すると、続いて銀行での最終審査が実施されます。審査の一環として電話による勤務先への在籍確認があり、申告した内容に相違がないか確認されます。そして、すべての審査が通過すると、店頭もしくはインターネット上でカード契約を実施し、借入ができるようになります。
審査の最終段階に行われる「在籍確認」とは?
カードローンに申込む際、「在籍確認」が気になる方もいるでしょう。在籍確認とは、申込者が提出書類に記載した勤務先で本当に働いているのかを確認する工程です。勤務先への確認を行うことには、申請内容に虚偽がないかをチェックするのと同時に、「収入が安定しているか」「返済能力があるか」を見極める意味があります。基本的には勤務先に電話をかけて確認することは少なく、電話以外の方法での在籍確認をする場合が多い傾向にあります。なお、プロミスは原則としてお電話による在籍確認を行っていません。
在籍確認はどの金融機関でも行われるものであるため、在籍確認が終わらない限り、審査が完了することはありません。電話による在籍確認が必須の金融機関に申込をした場合、勤務先の企業が営業していない日に申込を行うと在籍確認ができないため、その分審査に時間を要することがあります。
カードローンの在籍確認についての詳細はこちらの記事もご覧ください。
カードローンは在籍確認なしにできる?実施内容や勤務先への確認の必要性について解説
カードローンの審査に通らないのはどんな場合?
カードローンには審査があるため、申込をすれば必ず借入ができるとは限りません。審査に通らないケースもあることを踏まえ、「どのようなケースだと借入ができないのか」を理解しておきたいところです。
しかし、どの金融機関も審査の基準について明確に公表はしていません。多くの場合、審査が通らなくなる主な原因には「信用情報に問題がある」「総量規制の影響を受けてしまう」といったことが考えられます。
信用情報とは、現在や過去の借入や返済に関するデータを指し、信用情報機関が保管しているものです。信用情報は全国の銀行や消費者金融などで共有されており、他社での借入状況や返済の記録も審査時にチェックされます。信用情報に長期間の返済遅延や債務整理などの記録があると、審査に通るのが難しくなります。
総量規制は貸金業法によって定められた「年収の3分の1を超える貸付をしてはいけない」という規制のことで、消費者金融や信販系カードローンが対象です。申込時に記入した借入希望額が総量規制の上限を超えると、審査に通ることができません。銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、自主的な規則の基準によって、総量規制と同程度の借入までとしている金融機関もあります。
ほかに考えられる原因としては、「収入が安定していない」というものもあります。例えば、投資によって高収入を得ているような人は、収入こそ高いものの安定性の面で不利になる可能性があります。また、無職でまったく収入がない場合には、審査には通りにくいでしょう。申込内容に虚偽が発覚した場合も、審査に通らない原因になります。
少しでも審査に通る可能性を高くしたいからといって、勤務先や収入について虚偽の内容を記載しても、審査の過程で事実を知られてしまいます。どの金融機関であっても虚偽の内容を含む申込で審査に通ることは難しいでしょう。
審査時間を短く済ませるためにできることは?
審査を早く済ませたい場合は、申込をするカードローン選びが重要です。一般的に消費者金融のカードローンは審査が早いため、有効な選択肢です。とはいえ、実際の審査期間は申込者によって異なります。少しでも審査の時間を短くするためには、「Webやアプリ、自動契約機から申込むこと」「平日の午前中に申込むこと」「必要なものをあらかじめ用意しておくこと」などが有効でしょう。
電話や店頭での申込が可能な金融機関もありますが、これらの方法だと営業時間内である必要があることに加え、状況によっては審査が翌日になってしまう可能性があります。Webやアプリ、自動契約機での申込であればそうした制約が少なく、特にWebやアプリによる申込は原則24時間対応しており、申込のために店舗などに行く必要もないため手間と時間を省けます。平日の午前中に申込むと、即日のうちに借りられる可能性が高くなります。
必要な書類をあらかじめ用意しておくと、申込の手続をスムーズに進められるため、審査が完了するまでの時間を短くできるでしょう。同時に、書類の不備などを防ぐこともできるため、事前の準備は大切です。
消費者金融プロミスの審査時間は最短3分
大手消費者金融であるプロミスの審査時間は、最短で3分です。3分で審査を完了し、その直後からWebやアプリなどを使ってすぐにお借入をすることも可能です。お急ぎの場合は審査の早さを重視している大手消費者金融を選ぶのが有効で、その中でも最短何分で審査を完了できるか、借入ができるかという比較をした上で申込をすることをおすすめします。
カードローンの審査時間についてよくあるご質問
カードローンの審査時間について、よくあるご質問とその答えをまとめました。
審査時間の短い金融機関はありますか
カードローンを提供している金融機関の中で、審査の早さを重視しているのは消費者金融です。消費者金融の中でも即日融資に対応している金融機関であれば、最短でその日のうちに借入ができます。
休日や夜間でも審査してくれますか
金融機関によって対応は異なりますが、審査を担当する部署や担当者が不在である場合は、翌営業日以降の審査になる可能性があります。
審査時間を短縮して早く終わらせることは可能!
カードローン契約までの流れや審査にかかる時間、審査を迅速に済ませるためのポイントについて解説してきました。選ぶ金融機関や返済能力によって、審査時間は変わります。すぐにお金が必要なときほど正しい知識をしっかりと理解し、即日融資に対応している消費者金融に申込をするなど、有効性のある行動をとるようにしましょう。
【ライター情報】
田中 タスク
自身も投資家として資産運用を実践しつつ、そこで得られた知見を交えて投資系ライターとしてネットや書籍などの記事制作に取り組む。その一方で消費者金融やカードローンなどに関する知識をいかして、「お金のピンチ」を乗り切る方法の発信にも注力、借入に対する正しい知識の重要性を発信中。