お金を借りる時の金利とは?カードローンにおける金利の意味や計算方法など

基礎知識

お金を借りる時の金利とは?カードローンにおける金利の意味や計算方法など

短期的に現金を借りられる方法を検討していれば候補に挙がることも多いカードローンは、最短即日でお借入れできる一方で、お利息があるなど個人間の貸し借りとは違う点もあります。お利息額を決める金利は「何%~何%」と記載されることが多く、慣れないとわかりにくいものでしょう。意味がわからず不安で申込めないという方が安心してお申込みいただけるよう、カードローンにおける一般的な金利について解説、紹介します。

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そもそも「金利」とは

そもそも「金利」とは

銀行預金や自動車ローンなど、日常生活の中で金利にかかわる機会はたくさんあります。しかし、一方でそもそも金利がどういうものかわからない方もいます。預金金利はメリットがあるものでローン金利はデメリットがあるもの、世の中にはいくつもの金利があってそれぞれ特性が違うと思っていれば混乱するのは当然のことです。これから金利について知る前に、まずは金利がどういうものなのか整理します。

預金で使われる「金利」とは

預金に対する金利とは、お金を預けた金融機関から上乗せしてもらえるお金という意味合いです。たとえば、銀行にお金を預けるとお利息で預金残高が増える仕組みは誰でも知っているでしょう。もらえる利息は金利で決まります。金利が高ければ利息は多くなり、金利が低ければ利息は少なくなる仕組みです。金利は、普通預金か定期預金といった預金の種類や個別の契約内容などによって変動します。

また、金利は「%」で表されるとおり割合を意味しているため、正確には「預金に対して上乗せされるお金の割合」です。いずれにしろ、プラスの意味合いは変わらず、仮に普通預金金利が1%なら、普通預金の残高が年に1%増加することを表しています。預金残高が100万円だった場合はお利息で1万円増えて101万円になる計算です。この例では、1年間のお利息を表す金利を提示していますが、金利は必ずしも年単位を指すとは限りません。年単位の金利を表す場合は「年利」、月単位の場合は「月利」と表します。

なお、金利やお利息と似た言葉で「利回り」がありますが、これは実際に増えた割合を意味する言葉です。たとえば、100万円で購入した株を102万円で売却した場合、100万円の投資に対して2万円の利益が出ました。投資に対する儲けの割合は2%となるため「利回り2%」となります。主に投資の場で使い、投資額に対する年間収益の割合のことです。

ローンにおける金利とは

マイカーローン、住宅ローン、カードローンなどのローン関係における金利はお利息を意味し、借りたお金に上乗せしてご返済するお金の割合を表します。たとえば、金利10%で10万円を借りた場合は11万円をご返済するという具合です。また、マイカーローンはさまざまな銀行が扱っている商品ですが、金利はそれぞれ異なるのが普通です。金利の大小あるローン会社から、最も理想的な条件のところを探して契約します。

多くの場合、金利は1年間のお利息額を意味する「年利」、かつすべての費用を含んだお利息の割合を意味する「実質年率」です。手数料や保証料などの費用をまとめた年間に支払う総額を割合表示していますが、銀行や消費者金融のカードローンは手数料や保証料が無料のところがほとんどです。仮に実質年率と表記されていなくても実質年率だと考えてもよいでしょう。ちなみに、お利息と利子は同じ意味です。貸す側(もらうお金)と借りる側(払うお金)で使い分けたり、銀行とゆうちょ銀行で使い分けたりすることもありますが明確な違いはありません。

カードローンの金利はだいたいどれくらい?

実際に公式サイトを見てみるとわかりますが、カードローンの金利は「何%~何%」と表記されていることがほとんどです。

一般的に、消費者金融系が3%~18%、銀行系が2%~15%の範囲で金利を設定しており、全体的にやや銀行系の金利が低い傾向があります。しかし、プロミスをはじめとする消費者金融系は、主に初回お借入れを対象とした「30日間無利息」を行っていることが多く、条件次第では銀行系より低い金利に抑えることも可能です。

金利は無限に上げていいわけではない!

カードローンの金利は銀行系と消費者金融系の違いのほか、同系統でも会社によってそれぞれ違います。ただし、どこまでも自由に設定できるわけではありません。カードローンの金利は、最大でも20%までと決まっています。

金利から利息を計算する方法

金利から利息を計算する方法

お利息は「元金×利率÷365(うるう年なら366)×お借入日数」という計算式で求められます。元金に金利を掛けて1年間のお利息を求める、1年間のお利息を日数で割って1日あたりのお利息額を求める、1日あたりのお利息額に利用日数を掛けてお支払金額を求めるという手順です。実際に計算する際は、お借入残高×金利÷365(366)で1日あたりのお利息額を求めたら、前回ご返済日から次回ご返済日までの日数を掛けます。ご返済ごとに元金が変動すること、うるう年の日数が違うこと、ご返済日間の日数が違うことにご注意ください。

慣れてしまえば難しい計算ではありませんが、答えが合っているかどうか不安な方もいるでしょう。その場合は、各社公式のご返済シミュレーションを使って計算する方法がおすすめです。ご利用中のカードローン会社の公式サイトでご返済シミュレーションができれば金利などの条件も合った確実性の高い結果が見られます。疑問や不安な点は、ローンの提供会社にお問い合わせいただくと安心です。

カードローンの金利の表記には幅がある!結局どれ?

先に触れているとおり、カードローンの金利表記には幅があります。プロミスの場合であれば4.5%~17.8%と表記されていますが、最終的な金利は審査を受けてみるまでわかりません。また、金利は20%が上限だと説明しましたが、利息制限法では借入元金に応じて上限金利が定められています。10万円未満は20%、10万円以上~100万円未満は18%、100万円以上は15%と、借入元金が高くなるほど上限金利は低くなる仕組みです。利息制限法にならってプロミスの金利を当てはめてみると、お借入れが100万円未満なら4.5%~17.8%、100万円以上なら4.5%~15%の範囲で金利が決まることがわかります。

いずれも表示上の最低金利4.5%でお借入れできる可能性がありますが、現実には上限金利が設定される可能性が高いのは否めません。あくまでも審査結果次第ではありますが、金利は最大値が設定されると考えておくと安心です。

「遅延損害金」とは?金利は?

ご返済日に遅れてしまった場合は、遅延損害金が発生します。レンタルDVDをご返却日までにご返却しなかった場合に延滞料金がかかるのと同じです。遅延損害金も法令で上限は20%(実質年率)と定められています。

また、カードローンのお取引履歴は信用情報機関に登録されており、正しくご返済いただいたか遅延や延滞があったかがわかるようになっています。延滞などのネガティブな情報は、カードローンのご利用停止や新たなご契約の障害になる可能性があるため、できる限り避け、ご返済日までに必ず規定の金額を入金するようにしましょう。

カードローンの利息をできるだけ抑えるには

次にご紹介する4つのポイントを押さえてご利用すれば、ご利用限度額が同じでも少ないお利息でお借入れできます。

金利がお得なカードローンを選ぶ

金利がお得なカードローンを選ぶ

お利息を抑える上で最も基本的なのは、金利が低いカードローンを選ぶことです。利息は金利を基にして計算するため、金利が低ければ利息も少なくなります。実際の金利は審査を受けてみなければわかりませんが、少なくともお申込みの段階で金利が低いカードローンを選んでいることが大切です。

10万円以上~100万円未満の上限金利は18.0%ですが、プロミスは17.8%からの契約となります。金利の差はわずか0.2%しかありませんが、お借入金額が多ければ多いほど、ご利用期間が長ければ長いほどたった0.2%の違いが大きな違いになって現れます。

また、消費者金融系カードローンが得意な無利息サービスも侮れません。プロミスの場合、はじめてご契約されるお客さまは30日間無利息でご利用できます。最初のお借入れから30日間はお利息がかからないため、期間内に完済した場合のお利息は0円。ご契約金利が17.8%でも、この場合は実質年率0%と同じです。消費者金融系よりも銀行系のほうが低い金利でお借入れできる可能性が高いですが、無利息サービスを行っているところは多くありません。サービスを賢くご利用すれば、金利の低い銀行系よりもさらに利息負担額を安く抑えてお借入れすることも可能です。

繰上返済を利用する

お利息の計算式「元金×利率÷365(うるう年なら366)×お借入日数」のうち、元金、利率、お借入日数のいずれかひとつ、または複数の項目が小さくなればお利息は減ります。もっとも、利率を変更するのは簡単ではないため、実質的には元金かお借入日数を減らすことになるでしょう。繰上返済とは、毎月のご返済日とは別に任意のタイミングでご返済することをいいます。「ボーナスが入ったら多めに返済する」ということはよくありますが、ボーナス時に限らず機会を増やすことでご返済期間を短縮することが可能です。

計算式のうち、お借入日数が増えれば増えるほどお支払いいただくお利息は増えていきますが、お借入日数が減れば減るほどお利息も少なくなっていきます。お利息が早く少なくなれば元金が減るのも早くなり、元金が減ればさらにお利息が少なくなるという好循環を生み出す上でも、余裕があるときの繰上返済は効果的です。

金利や返済方式などをしっかり把握し計画的に

ご利用中のカードローンの金利やご返済方法は、理解しているようでできていないお客さまも少なくありません。実際のご利用では金利だけでなくご返済方法なども把握した上でご利用計画を立てることが大切です。ATMやWebで確認できる明細書にしっかりと目を通し、わからないことはすぐにお問い合わせしながらご返済プランの見直しを常に行って、ご返済の長期化防止にもつなげましょう。収入や支出を正しく把握して最大限のご返済効率を得るために、家計簿をつけるのも効果的です。

おまとめローンを利用する

お借入れが複数の場合は、おまとめローンのご利用もおすすめです。おまとめローンとは、複数あるお借入れを金利が低いカードローンからのご融資で完済してしまい、お借入先を減らすことを目的としたカードローン商品です。より低い金利で借りられるカードローンでまとめることによって、お利息を抑えられます。お借入金額が大きいほど、わずかな金利の差も大きく影響するのはここまでで紹介したとおりです。おまとめローンのご利用で金利を下げるとともに、管理もしやすくなります。

金利を理解して賢くカードローンを使おう!

金利を理解して賢くカードローンを使おう!

カードローンを賢くご利用になるためには、金利とは何か、どうすればお利息を抑えられるのかを理解し、実践することが大切です。金利が低いカードローンを優先するのはもちろんのこと、消費者金融系に多い「30日間無利息」を活用して、お利息をゼロにすることも検討するとよいでしょう。プロミスは30日間無利息サービスに加えて、カードレス、Web完結も可能と条件は良好です。詳細をチェックしてみましょう。

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