カードローンの明細って自宅に届くの?明細の受取りと確認方法

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カードローンの明細って自宅に届くの?明細の受取りと確認方法

カードローンを利用していることを秘密にしておきたいと考える人は多いものです。カードローンの明細が自宅に届き、家族に知られるかもしれないと不安に感じて、契約をためらってはいませんか。明細の受取り方はいくつか用意されているので、自分に合ったものを選べばその悩みは解消します。この記事では、カードローンの明細の受取り方や、見方、重要性について、一般的な情報をまとめて解説します。

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カードローンの明細ってどう受取るの?

カードローンの明細ってどう受取るの?

カードローンの明細を受取る方法として一般的なのは郵送ですが、それだけではありません。利用状況については、webや電話で確認したり、ATMで確認したりすることができます。多くのカードローンでは、自分の使いやすい方法を選択することが可能です。ここでは、それぞれの受取り方や確認方法について詳しく説明します。

郵送で受取り

カードローンの取引明細を受取る場合、自宅へ郵送してもらうのが基本ですが、必ずしもこの方法でないといけないわけではありません。カードローン会社によっては、契約の際に取引明細の送付方法を選択できます。多くの場合はカードローン会社名でなく、個人名などで送付されます。中身を見られない限りは、カードローンの明細だとわからないので安心です。

ただし、延滞をした場合はどの方法でも自宅に督促状が届きます。カードローン会社から督促状を送られないようにすることは不可能です。家族に知られたくないなどの理由で、自宅へ郵送物が送られないようにするには、延滞しない事が重要です。

web上での確認

カードローン会社の中には、公式サイトの会員ページや公式アプリから明細を確認できるところも増えてきました。ペーパーレス社会へ移行する流れや、パソコン、スマートフォンの普及が進んだことによるものです。明細だけでなく、借入総額や次の返済日のチェックもできます。特にスマートフォンで確認する方法においては、ログイン時に指紋認証や顔認証を設定することが可能です。そのため、自分以外の人に明細を見られる心配はほとんどありません。

「借入れを誰にも知られたくない」ということであれば、明細の郵送以外にも家族や知人に知られてしまうタイミングがあることを留意してください。申込みや借入れ、返済のために店舗に行くときなどはその最たるものでしょう。もし、カードローンの店舗に入る瞬間を見られてしまえば「借入れしているのではないか」と思われるのは必至です。完全に秘密にしておきたい人は、明細の確認だけでなく、申込み・借入れ・返済がweb上で完結するカードローンを選ぶのがおすすめです。

電話での確認

パソコンやスマートフォンの操作が苦手で、web上で確認するのに抵抗がある人は電話で聞いてみるのもひとつの手です。カードローン会社の窓口へ電話をかければ、口頭で明細の内容を確認することもできます。お電話した方が本人かを確認するためにカード番号等を聞かることがありますので、カードや会員情報が記された書類を手元に置いてから電話をするのがよいでしょう。フリーダイヤルを用意しているカードローン会社なら電話代もかかりません。

電話で確認するメリットは、カード情報の伝達と本人確認がすめば、知りたい情報をオペレーターが代わりに調べて教えてくれることです。明細を見てもよくわからない、あるいは面倒だという人も、電話で聞いてみることをおすすめします。借入総額や借入可能額をその場で確認できるため便利です。ただし、電話で明細内容を確認しても、明細書自体は発行されてしまうので注意してください。電話での問い合わせは明細発行の代替とはならないため、郵送の停止をするには別途手続きが必要です。

ATMでの確認

借入残高を知りたい場合はATMで確認するのもよいでしょう。契約しているカードローンの自社ATMであれば、詳細な情報が見られるものもあります。また、借入れや返済の取引をする際にレシート状の明細書が発行されるので、それを見れば借入可能額や利息、次回返済日などが確認可能です。ATMの設置場所まで行く手間はありますが、webやアプリが苦手な人でもATM画面の操作はわかりやすく、また、電話で話す必要もないので気楽に確認できます。

最大の欠点としては、自宅に近いATMで確認しようとすると、家族や近所の人に見られてしまう可能性があることです。自宅から離れたところか、繁華街で人混みの多い場所にあるATMを利用するなどして、知られたくない人に会わないよう注意してください。また、ATMの設置場所によっては営業時間が限られていることもあります。コンビニATMと提携しているカードローンなら、メンテナンスの時間帯を除けばいつでも確認できて便利です。

そもそもカードローンの「明細」って?

そもそもカードローンの「明細」って?

そもそもカードローンの明細には何が書かれているのでしょうか。借入残高を確認することばかりに意識がいってしまいますが、ほかにも大切な情報が記載されています。「だいたいの内容を把握できていれば問題ない」と考えて、明細をあまり気にしない人もいます。しかし、明細を受取ったら、その都度しっかり確認することが必要です。明細には何が書かれているのか、また、なぜ明細を確認する必要があるのかについて説明します。

何が確認できるの?

カードローンの利用明細には、主に次の情報が記載されています。カードローン業者の商号、登録番号、名称または氏名と住所、契約年月日、取引内容、貸付金額、貸付後残高、利息、貸付利率、遅延損害金、次回返済金額、次回返済日、返済方式、返済期間、返済回数、返済予定総額、借入可能額などです。各会社によって表記が異なる場合がありますが、内容はほぼ同じです。項目が多いので特に重要なものだけを、かいつまんで説明します。

取引内容には借入れ、返済のどちらをおこなったかが記載されています。貸付金額はいくら借入れたか、貸付後残高は総額でいくらの借入れがあるかを表します。貸付利率は契約している金利で、支払いに遅延があるときは返済額から遅延損害金が引かれます。次回返済金額は次の返済で払わなければならない最低金額で、通常は契約時の約定支払額と同額です。次回返済日には、契約時に定めた毎月の返済日が記載されています。返済期間や返済回数は、現在の利用残高を約定支払額で返済し続けたときに、完済するまでの予定期間または回数です。

特に何を見るべきなの?

明細で特に見ておくべき項目は、借入金額と次回返済日、借入残高です。順に説明していきます。まず、借入金額ですが、毎月借りる額が以前より増えていないかチェックしてください。返済を早くするための理想としては、完済まで一切借りないことです。一時的に収入が少なかったり急な出費があったりして、まったく借入れをしないのは難しいかもしれません。しかし、月々の借入金額がなくならないと借入残高も増える一方です。借入れをゼロにできなかったとしても、前の月より借入金額が確実に減っているか確認してください。借りる頻度が増えているようなら、収入と支出の見直しが必要です。

次回返済日は支払いの約束の日です。返済日を過ぎると支払いが遅延となり、督促の対象となります。放置したままにしておくと、信用情報に異動情報が残る場合があるので要注意です。信用情報は別のローンを組むときに照会されるため、返済日は必ず確認し、遅れないようにしましょう。借入残高がどれくらいになっているかも見るべき項目ですが、この説明については次の段落に譲ります。

カードローンにおける「残高」の意味って?

カードローンにおける「残高」の意味って?

カードローンの明細で特に確認したい項目のうち、借入残高は大変重要です。借入残高を把握しておかないと完済が遠のきます。また、残高について正しく理解をしていない場合、思っている以上に返済額が膨らむ可能性も出てきます。ここでは、借入残高の意味や、借入残高が多いと起こる問題について詳しく解説します。

残高は借りている額! 必ず把握を

借入残高は、現在カードローン会社から借りているお金の総額を表します。明細には「貸付後残高」と表記されることが多いです。よく勘違いしやすいのですが、「まだ借りられる額」ではなく「借りている額」であることに注意してください。借りられる額は「借入可能額」や「利用可能額」などの項目に記載されています。借入残高はなんとなく把握できていると考える人は多いですが、よく見てほしい項目です。特に返済時、利息としていくら払って、借入残高がどのくらい減ったのかをしっかり確認してください。

例えば、金利17.8%のカードローンでの借入残高が50万円のとき、毎月2万円の返済をしたとします。そのときの元金充当額は1万2584円で、利息は7416円です。2万円を支払っても借入残高が48万円に減るわけではありません。「50万円借りても、毎月2万ずつ返せば2年ちょっと(25カ月程度)で返せる」と考えがちですが、利息分が引かれるために実際は32カ月かかります。借入せずに返済だけをしていたとしても、完済までは意外と遠いのです。もし借入残高を把握せずに安易な借入を繰り返せば、返済期間はますます延びてしまいます。借入残高を不必要に大きくしないよう、明細をもらうたびにきちんと確認してください。自分が今、どれだけ借りているかを常に把握しておきましょう。

残高が多いと起こる問題

上述したように、借入残高が減らなければ返済期間が延びてしまいます。利息は借入残高に金利をかけて算出するため、残高が多くなるほど利息の負担も増えてしまいます。利息が増えるほど返済時の元金充当額が減るので、残高が減るスピードも遅くなり、これでは悪循環です。返済期間が長期化するのを防ぐには、月々の返済額を増やすしかありません。

また、借入残高が大きくなることで、総量規制によって新たな借入ができなくなる恐れも出てきます。総量規制とは、カードローンなどの貸付が年収の3分の1までに制限されるというルールです。他社の借入分も合算されるため、複数の借入先がある人はすべて把握しておく必要があります。借入残高が増えすぎて総量規制の制限を受けてしまうと、ローン会社での借入れができなくなってしまいます。借入残高が多いまま放置するとこれらの問題が起こるため、残高はできるだけ早く減らし、完済を目指すべきです。

返済計画を立てて明細で確認を

返済計画を立てて明細で確認を

カードローンの利用を始めたときは、ほとんどの人が「借りたお金はしっかり返そう」と考えるはずです。しかし、借入れを繰り返して借入残高が大きくなり、利息の負担も増えて返済に苦しむ人もいます。カードローンで借入れをする際、利息を大きくしすぎることなく確実に返していくには、返済計画をしっかり立てることが重要です。また、その計画通りに返済が進んでいるのかを明細で随時確認することも忘れてはなりません。返済計画を立てるときは、カードローン各社が用意している返済シミュレーションを活用するのがおすすめです。web上で必要項目に数値を入力するだけで、瞬時に正確な計算結果が得られます。返済計画を楽に立てるのに役立つでしょう。

カードローンはすぐに借入れできて便利なサービスです。急な出費が必要な場合など、力強い味方となってくれます。頼りになるがゆえに借入れを繰り返してしまい、今の残高がいくらになっているかを把握しにくいことがあります。あるいは、借りることに慣れてしまって、借入残高を確認するのが面倒に感じてしまうこともあるものです。しかし、残高確認を怠ると、返済計画が崩れて完済になかなか到達できなくなります。多額の利息を支払うことになれば、カードローンを上手に利用できているとはいえません。賢く安心して利用するには、返済計画をきちんと立てて遂行し、明細で現状との照らし合わせをすることが不可欠なのです。

郵送されずに明細を確認することは可能! しっかり確認を

明細は郵送以外に、webや電話、ATMで確認できます。どの方法であっても、必ず確認することをおすすめします。webサービスは明細確認だけでなく借入れや返済もしやすいです。プロミスはwebサービスが充実しています。申込みからアプリで可能で、30日間無利息サービスのご利用が可能です。まずは返済シミュレーションで借入れと返済のイメージを確認してみましょう。

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